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下水道管を緊急点検 専用カメラで管路チェック

赤穂民報

八潮市の道路陥没事故を受けて赤穂市が実施している下水道管の緊急点検

 埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故を受け、赤穂市は13日から主要な下水道管の緊急点検を始めた。職員がマンホールを開けてカメラを差し入れ、管路に異常がないか確認している。

 報道によれば、八潮市の事故は腐食した下水道管に周囲の土砂が流入して起きた可能性が指摘されている。国は一定規模以上の下水道設備を有する自治体に緊急点検を実施するよう要請。赤穂市は対象に該当していないが、市は独自に緊急点検の実施を決めた。

 緊急点検は、市内の下水道管のうち汚水管の中で最も口径の太い直径1・5メートルの管渠が埋設されている区間約3キロを対象。汚水管のマンホール内は人体に危険なガスが発生している可能性があるため、地上から棒の先端に取り付けた点検用カメラを内部に下ろし、モニターに映し出された画像で管路の破損や土砂の堆積などがないか確認した。カメラは市が昨年12月に購入したばかりで、今回初めて使用したという。区間内にあるマンホール51基のうち、通行止めを行わずに点検できる箇所を調べ、来週中に点検を終える予定だ。

 市下水道課によると、赤穂市の下水道が供用開始したのは1981年。現在敷設されている汚水管の総延長は約370キロメートルに及び、2031年には一部の管路が法定耐用年数の50年に達する。市はこれまで下水道法に基づき、硫化水素が発生しやすい箇所(圧送管の出口など)を5年に一度点検してきたほか、日常的なパトロールで路面に亀裂や沈下がないか確認しているという。

 市土木課が記録を確認できた範囲では、過去に市道が陥没して通行止めが発生したケースは、2016年に中広、2023年に中山であった。中広は雨水管の腐食が原因で、中山は現場地下の下水管に異常はなく「原因不明」となっている。

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