ステーキ、ハンバーグ食べ放題(税込3608円)のチェーン「すてーき亭」は元が取れるのか? 挑戦して分かったコスパライン
食べ放題。その甘美なる響きには、己の胃袋を過信させる魔法がかかっている。物価も高騰している昨今、余裕で元を取れる価格設定の食べ放題というのは少ない。これだったら普通に注文した方が安くなるか? 大食いじゃない限り、そのラインの見極めが重要になる。
でもでも! 夢を見せてくれる食べ放題が好きだーーーー!! そんなわけで大食いじゃない私(中澤)が元を取れるか検証してみることにした。訪れたのはステーキハウス『すてーき亭』である。
・すてーき亭の食べ放題
東京中央線沿いを中心に展開しているこのチェーン。ランチタイム(11時30分から15時30分)とディナータイム(17時30分から22時)で営業を行っていて、ディナータイムにはステーキ、ハンバーグ食べ放題のプランがある。
その価格は税込3608円。ハンバーグ食べ放題だけだと微妙な価格だが、ステーキも食べ放題であることを考慮すると、コスパ自体は良さそうである。ちなみに、ライス・スープは食べ放題に限らずお替りし放題だ。
・食べ放題の獣
2025年で43歳となる私。大食いじゃないとは言ったが、小食なわけでもないので、普通に肉を食べたくなって寄った際なら「ガッツプレート(ステーキ175g+デミグラスハンバーグ、税込1815円)」を注文するだろう。食べ放題以外のメニューの満足度も高そうだ。
そのレギュラーメニューのコスパは食べ放題プランにとっては不利とも言える。だが、今の私は食べ放題の獣。あえてロマンを選びたい。
・まずはステーキ
そんなわけで食べ放題を注文したところ、ワンドリンクとサラダもついてきた。この2つはお替わりできないらしい。今から肉を腹いっぱい食べることを考えると、意外と鍵を握るアイテムになりそうだ。
注文はステーキ3種類とハンバーグ6種類から選ぶことができる。ステーキは170gと240gがあり、ハンバーグは1個150gで2個まで同時に注文が可能。ただし、ステーキとハンバーグを合い盛りにすることはできないそう。まずは、チャックアイステーキ(肩ロース)の240g。
大食いファイターではない者にとって、ステーキ食べ放題で重要になることの1つは肉の固さだと思う。肉がガシガシだと疲れて量が食べられないのだ。
しかし、ここのチャックアイステーキは良い感じだった。焼き加減は外がカリッとして中に赤さが残る感じで、肉の旨みと脂身の柔らかさが共存している。ウメェェェエエエ!
・続いてハンバーグ
続いて、ハンバーグの味もみてみよう。しっかり焼かれたハンバーグは平べっためなタイプ。食べてみると、じんわり染み出す肉汁と共に口の中に肉の旨みが広がる。味の質としては、どこか懐かしいハンバーグだ。
食べ放題プランには食べ放題用オリジナルブレンド醤油3種類がついてくるんだけど、個人的にはこの醤油はハンバーグの方が合っているように思う。ガーリック醤油をハンバーグにかけたら舌が白飯を欲する味になった。
ただ、胃袋は有限だ。計画的に利用しないといけない。白飯で限られたスペースを消費しすぎるのは得策ではないだろう。メニューを見てもステーキの方が高いので、ステーキに絞る方がコスパは良い。
・学び
とは言え、元が取れるかということを考えすぎると、それはそれで作為的な結果になりそうである。食べ放題自体の必要な情報はこれまでですでに判明していると思われるため、ここからは何も気にせず満足するまで食べて、後から元が取れたか計算することにした。
そんなわけで次に追加したのはトップサイドステーキ(内もも)240g。こちらの味は先ほどのチャックアイより、もっと荒々しい。赤身肉の味がガツンと来る。塩コショウで十分なその味は、なんとなくだがアメリカ人が好きそうだ。
同じステーキ肉でも、味が全然違うので飽きが来ない。2枚目の240gステーキを食べたら肉質が3種類から選べることの良さに気づいた。だが、飽きが来ようが来なかろうが私の限界はそろそろである。
・注意
お腹の調子的にはここから240gもいけなくはなさそう。ただ、食後気持ち悪くなるまでぎゅうぎゅうまで詰め込んで、元が取れましたって結果を出しても本記事においては意味がない。そこで最後の追加はチャックアイステーキ170gにした。
食べ放題としてはちょっと日和ったけど、これが最後なら程よく締めることができるだろう。目の前に到着した肉を確認してそう思った私。だがしかし、食べ始めたところ、急にキタ。
急に噛み切れない、飲み込めない。切った肉が全然減らない。そう、自分が思ってたよりお腹いっぱいだったのである。肉の満腹感って速度が速いから注意して欲しい。
・計算してみた結果
やはり食べ放題は己の胃袋を過信してしまうものということを身をもって味わった。それはともかく、なんとか食べきることができたため、元が取れてるのか検証してみよう。
まず、私は最初に240gステーキ、2番目にハンバーグ150gを注文したけど、メニューにはこの2品のセット「メガプレート(税込2145円)」がある。
で、レギュラーメニューに肉を追加する用の追い肉システムがあるんだけど、これは170gまでとなっている。そのため、3つ目に注文したトップサイドステーキ240gはオプションではなく通常メニューで計算して税込1760円。そして、最後のチャックアイ170gは追い肉システムで税込1408円だから……
合計は5313円。食べ放題価格は税込3608円だから1705円得したことになる。差額が、トップサイドステーキ240gと大体同じなので、今回のコスパラインは「240gチャックアイステーキ+170gチャックアイステーキ+ハンバーグ」。このラインを超える人は食べ放題を選んだ方がお得ということだ。
そんなわけで、大食いと小食の間にいる私としては、『すてーき亭』の食べ放題はファイターに一歩足を踏み込む領域と結論付けたい。普通に肉を食べたい程度ならレギュラーメニューでOK、心が叫んでるレベルなら良い食べ放題となるだろう。現場からは以上です。
・今回紹介した店舗の情報
店名 すてーき亭 荻窪店
住所 東京都杉並区天沼3-6-6
営業時間 平日11:30~15:30、17:30~22:00 / 土・日・祝11:30~15:30、17:00~22:00
定休日 無休
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.