アリシア・ヴィキャンデル&ジュード・ロウ『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』2025年2月14日公開決定 ─ 血、糞尿、汗の悪臭にまみれジュードが暴君を怪演
アリシア・ヴィキャンデル&ジュード・ロウ出演、2023年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門では8分間のスタンディング・オベーションを巻き起こした映画『Firebrand (原題)』が、邦題『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』として2025年2月14日に日本公開となることがわかった。
舞台は16世紀の英国、テューダー朝。5人の前妻は追放、処刑、出産死亡……。絶対権威のためには容赦なく王妃を切り捨てる暴君ヘンリー8世と望まぬ結婚をした6番目にして最後の妻キャサリン・パー。イングランド国教会を設立したヘンリーに反して、キャサリンはプロテスタントの信念に基づき血塗られた国を光ある未来に導きたいと願っていた。
国王と対立する立場であることを告発されてしまったキャサリンは、あらゆる政治的陰謀が絡み合う宮廷で”異端の証拠探し”に巻き込まれる。キャサリンは前妻たちのように国王に首をはねられるのか、それとも病に蝕まれた国王が先に死ぬか。息を呑む生存をかけた戦いが始まる。
© Brouhaha Entertainment Limited 2023
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監督は『見えざる人生』(2019年、第16回ラテンビート映画祭)で第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門作品賞受賞のカリン・アイヌーズ。監督作のほとんどが世界三大映画祭で受賞・ノミネートを果たすなど世界が認める名監督だ。本作はブラジル人のアイヌーズ監督にとって初の英語作品。エル・ファニング出演『ポケットの中の握り拳』のリメイク映画『Rosebush Pruning』(原題)の公開も控えている。
在位38年間で離婚と処刑を繰り返した暴虐な絶対君主ヘンリー8世を演じるのは、先日の東京コミコンでの来日も話題のジュード・ロウ(『ホリデイ』『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』)。その最後の妻キャサリン・パーをアカデミー賞俳優アリシア・ヴィキャンデル(『グリーン・ナイト』『リリーのすべて』『エクス・マキナ』)が演じる。
© Brouhaha Entertainment Limited 2023
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脇を固めるのはエディ・マーサン、サム・ライリーなどイギリスの名優たち。さらに、本年度英国インディペンデント映画賞 衣装デザイン賞受賞/ヘアメイク賞ノミネートされたスタッフが16世紀の英国宮廷を荘厳で冷艶に再現し、アカデミー賞俳優たちによる緊迫の駆け引きを彩った。
© Brouhaha Entertainment Limited 2023
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ヘンリー8世とその妻たちの話は日本でも有名で、数々の人気作でモデルとして取り上げられている。そんな恐ろしくも魅力的なヘンリーを演じるため、ジュードがこだわった驚きのポイントは「匂い」。ヘンリーは馬上槍試合での落馬により脚が酷く腐っていたそうで、その強烈な匂いを再現するため、ジュードは血、糞尿、汗といった史上最悪の香水を作り出し、想像を絶する匂いを放ちながら撮影したという。
© Brouhaha Entertainment Limited 2023
『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』は2025年2月14日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。