『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ヒューマントーチ、「女たらしで無鉄砲」キャラは「今の時代でも魅力的なのだろうか?」
(MCU)映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で、ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストームは時代性に合わせてキャラクターの解釈がアップデートされているようだ。役を演じるジョセフ・クインが語った。
スーパーヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」のメンバーであるジョニーは炎を操る能力を持ち、インビジブル・ウーマン/スー・ストームの弟。サービス精神旺盛な性格で、ティム・ストーリー監督によるシリーズでクリス・エヴァンスが演じたジョニーは、無鉄砲なプレイボーイとして描かれた。
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米のインタビューに応じたクインは新たなるジョニー役について、「彼はかなり虚勢を張るタイプの男で、それが時に無礼に感じられることもあります。でも彼は面白いんです」と言い、こう続けている。
「僕と(マーベル・スタジオの社長)ケヴィン(・ファイギ)は、以前の彼の描かれ方や現在の文化的な状況について話をしました。彼は女たらしで無鉄砲なタイプというレッテルを貼られていたけど、それって今の時代でも魅力的なのでしょうか?そうは思いません。今回のジョニーは他人の感情に対して以前ほど無神経ではないし、注目を集めようとする行動の動機が何なのか、自覚していることを願います。」
この発言によると『ファースト・ステップ』では、現在の価値観に合わせたクインの新たなキャラクター解釈により、これまでとは違うジョニーの一面を目に出来そうだ。
また、このインタビューに同席したマット・シャックマン監督も、ジョニーはスーの弟以上の存在であるべきだと述べている。「彼は本当に頭がいいんです」と言う監督は、ジョニーの注目すべき点について「彼には理由があって、あの宇宙船に乗っています。そして、様々なコミックの物語で、彼が最も英雄的なキャラクターの一人だということを人々は忘れているように思います」と説明。「たとえユーモアによって、ことごとく英雄性が損なわれていたとしてもね。彼はスーの弟だから、彼らは似た者同士なんです」と続け、キャラクターの持つ多面性がよりジョニーを魅力的にしていると示唆した。
1960年代風のレトロフューチャーな世界を舞台に描く『ファースト・ステップ』にはクインのほか、ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ役でペドロ・パスカル、スー・ストーム役でヴァネッサ・カービー、ザ・シング/ベン・グリム役でエボン・モス=バクラックが出演する。
クイン演じる新バージョンのジョニー・ストームに期待したい『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、2025年夏に日本公開。
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