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そろそろ堤防からキスが釣れるシーズンに入ったので、5月11日は静岡県の清水港でチョイ投げ釣りをした。

清水港でチョイ投げ釣り

自宅を午前5時に出て釣具店でアカイソメを購入する。店主の話では浜で釣れているようだが、浜からの投げ釣りの準備はしていないので、清水港の清水ドリームプラザの裏に釣り座を取った。

当日はクロダイ狙いの人が数人いた程度で、投げ釣りをしている人はいなかった。海は少し汚れているのか透明感はなく、ヘドロみたいなのがイトにまとわりつく。キスを狙うにはいい状況ではない。仕掛けはチョイ投げセットにジェットテンビン6号をセットし、ハリス1号1.2m、オーナーキスバリ7号を2本結んだオリジナル仕掛けを用意した。

エサを付けて30mほど投げ、オモリが着底したらイトを張ってアタリを待つ。アタリがないのでチョンチョンと軽く誘いを入れながら10mほど引きずるが変化なし。ここは手前に引っ掛かる場所があるので、足元まで仕掛けを引きずると根掛かりしてしまう。基本は待ちの釣りになる。

マハタ＆マダイ登場

投げている人がいないので少しずつ角度を変えて投げていく。少し巻くと重たい。そのまま回収すると海藻が絡まっていた。当日はこの海藻にかなり邪魔された。

同じ方向に投げてアタリを待つ。サオ先が震えたと同時にアワセを入れる。この日の初物はヒイラギ。すぐに次を投げる。アタリがないので少し引いてみると良いアタリがきた。これは15cmのマハタだ。ハタ類が釣れるということは根があるということだろう。

今度は違う方向に投げる。イトを張って置きザオで待っていると、サオがズッズッズと動いた。慌ててサオを持って巻き上げるが、すごい引き込みでサオを持っていかれる。ハリスが細いのでドラグを緩めてゆっくり巻くと徐々に寄ってきた。水面に見えたのはマダイ。タモを持っていないので足元まで寄せてサオの弾力で抜き上げる。25cmのマダイだった。

すぐに次を投げ、イトを張ってアタリを待つとサオ先が震えた。そのまま巻き上げると15cmのキスだ。また同じ方向に投げるがアタリはない。回収するとエサもない。感触のないままエサがなくなる。小型外道の活性が上がってきたようだ。

グレもキャッチ

持ちザオで待っていてもアタリが分からないままエサがなくなっている。エサを止めておくとなくなるので動かしているとアタリがきた。その瞬間、サオを一気に絞り込む。またマダイかとドキドキしながらやり取りを楽しむと、魚体が見えたが黒い。クロダイかと思ったがグレだった。

この後は小型魚にエサを取られ、良いアタリもないままエサがなくなり、午前8時30分にマダイ、グレ、シロギスなどを釣って納竿とした。

水色がきれいになって透明度が上がってくればチャンスがあるかも。

＜週刊つりニュース関東版APC・鵜沢淳／TSURINEWS編＞

この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年6月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。