「キッチンのゴムマット」に溜まった想像以上の汚れを“定番洗剤”でごっそり落とす掃除術「まるで新品」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)のんです。「キッチンに敷いているゴム製マットがなんかベタつくんだけど……」と、奥さんがポツリとひと言。これはもう“掃除しろ”という天のお告げ。逃げられません。はい、今日もがんばります。というわけで今回は、放置OKで超簡単な「食器用洗剤だけでできるゴムマット掃除」の方法をご紹介します。
台所用マットは複合汚れの巣窟
台所用マットのベタつきは、主に「油汚れ+足裏の皮脂+調理中の細かなホコリ」などの汚れが混ざっていると考えられます。当然ながら、掃除機をかけたところで、こういう汚れを取り去ることは難しい。でもご安心を! 食器用洗剤さえあれば、スッキリと落とすことができます。
【用意するもの】
・食器用洗剤
・スポンジ or やわらかいブラシ
マットを外す
まず、マットを外すと写真のような細かいゴミが出てきます。マット裏や隙間に入り込んだゴミです。こちらは洗ったマットを敷く前に、片付けておきましょう。
我が家はちょっと引くぐらいゴミが出てきました。歯ブラシや細めのブラシがあるとゴミを集めるのに便利です。床もしっかり拭いておきましょう。
予洗いからの食器用洗剤
食器用洗剤を使用する前に、水で汚れ・ホコリを流しておきます。その後、食器用洗剤を汚れている部分を中心にプッシュします。
泡立てて1分ほど置き、汚れに浸透させます。洗剤を汚れに密着させて落としやすくするのが結構重要です。
スポンジorブラシでやさしくこする
全体に洗剤が密着したら、あとはスポンジやブラシでやさしくこするだけ。洗剤が浸透することによって汚れが落ちやすくなっているはずなので、力任せにこすらなくても大丈夫です。
こすった所とこする前の所の差が歴然ですね。それにしても、よくぞここまで放ったらかしにしていたものです。恥ずかしい……。表面だけではなく、裏面も忘れずに洗いましょう。
すすいで→しっかり乾燥
洗剤が残っているとベタつきの原因になるので、しっかり水やお湯で洗い流します。押しても泡が出てこなくなるのを目安にしましょう。その後は、しっかり乾燥させます。
まとめ:食器用洗剤だけできれいに
食器用洗剤だけで、ここまでスッキリしました。マットを「買い替えようかな……」と思っていた方も、一度これをやってみてください。本当に生まれ変わります。
ただし、油をよく使うご家庭では、汚れが気になったらこまめに拭き掃除をするといいでしょう。
ちなみにこちらが掃除前。網目にびっしり汚れが詰まっていて、“もはや別物”ですね。放置するとこうなるので、こまめな掃除を心掛けましょう。
ではまた!
のん/ハウスキーピング協会認定 クリンネスト1級取得。重曹、クエン酸、セスキ、ウタマロなどの掃除術が得意