市議会の質問を市側が作る!「ヤラセだよね」市民もあきれる市と与党会派の〝なれ合い〟苫小牧市の実態
苫小牧市が市議会の与党会派「新緑」の代表質問を作成していた問題で、市による過剰な議会対策の実態が徐々に明らかになってきました。
この問題は今年2月、苫小牧市の総合政策部が関係部署に、与党会派「新緑」の代表質問を市側で作成するようメールを送っていたことで発覚しました。
市議会の新緑を除く各会派が問題視して議会運営委員会で調査した結果、2013年度には市側による作成が慣例となっていたことが明らかに。
これについて市は「建設的な議論のためには一定程度のやりとりは必要」と釈明していました。
苫小牧市議会・小山議員「議会は行政の運営や計画をチェックするべきなのにされる側の市が質問を作成するのは論外である」
議会運営委員会では、今後、新緑に対し市が作成した質問文の提出を求め、議事録と照合することが決められました。また、市民に対してどのような形で説明するか検討していくこととなりました。
苫小牧市議会議運・神山哲太郎委員長「議員として市民からの信頼が失墜されているという意見がたくさんあった。議会として変えていくかが大事になる」
市と議会の「なれ合い」のような関係性に、市民からも厳しい声が
聞かれました。
市民「やらせだね。笑われるよ。全国に対して。真面目にやっているところが多いんだから」
市民「そういうことはあってはいけないことですよね」
今後の対応についてかつて「新緑」の市議だった金澤俊市長は。
金澤市長ON
「いきなり最初からそういうもの(質問原稿)をこちらから作って渡すというのは、二元代表制の視点からどうだという指摘はされることはあろうかと思いますので疑義が生じさせるようなことはないように今後見直していきたい」