神戸市西区『革モノCafe fifty』癒しのランチタイムと職人の手仕事に出会う 神戸市
神戸市西区神出町に2024年12月にオープンした『革モノCafe fifty(フィフティ)』。
バス停老ノ口から徒歩2分。季節の料理が楽しめるカフェと職人の手がけた革製品のお店が“半分ずつ=fifty”になったお店。
店長お気に入りのル・クルーゼの食器が彩りを添える店内は、照明の優しい光が温かく照らし、居心地の良い雰囲気。
半個室のソファー席もあり、1人でも友人や家族とでも寛げるよう工夫がされています。
同店を経営するのは革製品の職人!ネットなどで販売していた革製品を、“お客様がいつでも見たい時に手にとれる”。そんな場所を作りたくて、こちらのお店を始められたそう。
革製品には伝統ある「姫路レザー」の天然の牛革を使用。天然素材ならではの肌馴染みの良さと温もりを感じる心地良い手触り。
暮らしの中からアイディアを見つけるという作品は、財布やカバン、ペットボトルフォルダーにコースターなど、日常生活に寄り添ったアイテムがラインナップ豊かに揃います。
お客様の希望に応じ、ハンドバッグにショルダーベルトを追加、財布の革の色を変更するなどのカスタマイズも対応していて、「使う方の気持ちを大切にしたい」という想いが伝わります。
品格や質感の美しさ、丁寧な手仕事が表れた革製品に魅了され夢中で撮影していた筆者。気付くと時間はお昼時!ということで「フィフティランチ」をいただきます。
「すごい!」と思わず声がこぼれるほど品数豊富で彩り豊かなランチ。料理を作るのは店長であり、革や布で作品も作る職人の森岡さん。
鶏肉の赤ワイン煮は、お箸でほぐせるほど柔らかい鶏肉と玉ねぎ、そして旨味が詰まったコクのあるソース♪もう止まらない美味しさ。添えられたブロッコリーや人参も本来の甘味や食感が活き、丁寧な調理が伝わってきます。
キッシュはふわとろのアパレイユとチーズがとってもクリーミ!熱々で提供してもらえるのも嬉しい♪
どの料理も手が込んでいるけど、どこか家庭的な優しい味わいで心地よくお腹が満たされます。
満腹だけどスイーツも食べたい‥とデザートに桃のレアチーズを追加。ランチのミニドリンクといただきます。
頼んで大正解!桃のフレッシュなジュレとまろやかな舌触りのレアチーズの爽やかな酸味で、満腹でもペロッと食べれてしまう。
ふと、食前にいただいていたアイスコーヒーを飲んでみるとまだ冷たい!氷もほとんど溶けずコーヒーも薄まっていない。秘密はグラス。注ぐ飲み物の温度を維持しつつ、持つ手に温度が伝わりにくい構造になっているそうです。そんな細やかな心配りに癒されます。
「美味しかった と言ってもらえること以上に嬉しいことはありません。革製品も使う人の明日がハッピーになれば、それ以上幸せなことはないんです」とおっしゃる森岡さん。
料理も革製品も食べる人、使う人がいてこそ初めて完成するもの。『fifty』とは“料理する人と食べる人、作る人と使う人、その両者で作り上げている”、そんな気持ちもこめた店名です。
帰る頃にはお腹以上に心が満たされた筆者。大切な人と一緒に、時には1人の時間を楽しみに、何度でも訪れたくなるとっておきのお店と出会えました。
場所
革モノCafe fifty
(神戸市西区神出町東918-5)
営業時間
10:00~17:00
定休日
火曜~木曜日
駐車場
有