ジュビロ磐田の攻守のヒーロー倍井謙&川島永嗣 サガン鳥栖戦後のコメント<J2第2節>
ジュビロ磐田は2月22日、ヤマハスタジアムでサガン鳥栖と対戦。新加入のMF倍井謙選手が決勝ゴールを決め、ベテラン守護神の川島永嗣選手が相手のPKをストップ。昨季苦杯をなめさせられた相手に1−0で勝利しました。
ジュビロの開幕連勝は10年ぶり。攻守のヒーロー2人に話を聞きました。
MF倍井謙「リカと目が合った」
ーゴールシーンを振り返って。
相手の最終ラインが高めだというのは感じてたので、あの瞬間にリカ(リカルドグラッサ)と目が合って、一発で背後を取れるっていう予測のもと、いい形で抜け出すことができた。キーパーが前に出てるのがしっかり見えたんで綺麗に流し込めたんじゃないかなと思う。蹴った後はもう、「ゴールまで転がってくれ」と思っていた。
ーヤマハスタジアム、相性がいいのでは。
2戦連発できたのは自分の中でポジティブだし、こうやってしっかりチームの勝利に貢献できることがうれしいので、これをしっかり継続できるように、また次の準備をしたいなと思う。
ー相手は守備が堅かったが…。
90分通してやっぱり難しい試合だった。前回の試合と同様に後半の方がボールが入ってくる機会は増えたが、チーム全体として前半はあまりチャンスを作れなかったのはまだ課題かなと思う。
ー髪の色が変わった。
そうですね。心機一転ってことで。
ー何色?
白っぽいグレーっていうか(笑)
ー次の相手は長崎。難敵が続く。
長崎も手強い相手だと思うし、近年もずっとJ1に昇格してもおかしくない順位にいる。新しい選手も入って、個性ある選手も多いと思う。その中でアグレッシブさでは絶対負けちゃいけないと思う。どんな相手でも自分たちが支配して試合を運べるように高みを目指していきたい。
ーハッチンソン監督はもっとシュートを増やしたいと言っていた。
僕自身もシュートが少なかったし、前線の4人もあまりシュートまでいけていないのが課題かなと思う。前線のイメージの共有や、ゴール前のアイデアは、長くやれば阿吽の呼吸も出てくると思う。幸いにもしっかり連勝できているので、また次に繋げられるようにやっていきたい。
GK川島永嗣「冷静に対応できた」
ーPKをストップした。
前節もそうだったが、点を取った後に押し込まれるシーンもあった。そういうシーンが出てきた時にやっぱり自分が仕事をしたいっていうのはもちろんあった。冷静に対応できたのかなと思う。
ーPKは駆け引きしていた?
駆け引きは特になかったが、とにかく100%であっち(左に)行こうかなという感じで。コースも良くなかったので、止められて良かった。
あそこで同点に追いつかれるか、勝ち点3を取れるかは大きな差がある。始まったばかりだが、勝ち点を逃せば自分たちに響いてくる。どんな形でも勝ち点3を取れたのは大きいと思う。
ー昨季は鳥栖に2敗していた。取り返したい思いが強かったのでは。
去年はいろんな悔しい思いをさせられた。でも、自分たちが今一番フォーカスしなきゃいけないのは、自分たちがどのように強くなっていくかということ。こういった難しいゲームをどう勝ち切っていくか。自分たちが1試合1試合成長していかなければ、昇格ってのはないし、やっぱり昇格してもまた同じことになってしまう。こういう難しい試合、厳しい試合をものにして成長していきたい。
ー今日はクリーンシート。守備の面で良くなったことは?
難しい局面で、時間帯も含めて、ボールを奪うところはしっかり奪えていた。ただ、危ない場面もあった。昇格争いをしていく中では、ああいう時間帯でのミスは本当に命取りになる。もっともっと自分たちで締めて、進んでいかなければいけないかなと思う。
ー川島選手自身も調子がいいのでは。
コンディションはいいし、一番大切なのは自分のパフォーマンスでチームに何をもたらせられるかだと思う。そこにフォーカスしてやっていきたい。まだ2試合。これから先、まだまだ戦いは続く。集中してやっていきたい。