「U18」で福田市長に提言 子ども目線で地震の備え
川崎市の課題を子どもたちで考える「川崎市子ども会議」が2024年度の議論を終え、3月27日、拡大会議「カワサキ☆U18」の場で福田紀彦市長に「子どもが考える地震のそなえ」を提案した。市は提言の扱いを検討のうえ、後日「子ども会議」に報告する。
「川崎市子ども会議」は市の「子どもの権利に関する条例」に基づき、市政について市長が子どもの意見を求めるために開設する。24年度は「子どもが考える地震のそなえ」をテーマに年間を通して議論したほか、「子ども会議」に参加していない子どもや地域の大人を交えた拡大企画「U18」を夏と秋に開き、幅広く意見を集めた。
提言では、【1】普段から防災情報に触れるきっかけ【2】子どもが主体的に防災について考えるきっかけ【3】家族で防災について考える機会【4】子どもが過ごしやすい避難所--の4項目について、市長に要望を伝えた。各項とも具体案を添え、【2】では「子どもが中心となって考えた防災訓練を行う」、【4】では「避難所運営に子どもの意見を取り入れる」など、議論で上がった声が明記された。
「相談の場」に要望
提言の後は、25年度の「子ども会議」のテーマについて、福田市長と意見を交わした。
テーマの候補は「私たちの子どもの権利をもっと大切に!」と「私たちが考えるキレイなまちづくり」の2つ。会場からは前者に関する意見が多く集まり、「子どもが納得できるルールづくりを」「子どもの権利を実際に使えるようにして」といった意見が上がったほか、複数の子どもから「相談しやすい環境」への要望が相次いだ。「いじめに合っていると親にも言えなかった」という男子が、「やっと相談できた先生が異動していく。どうしたらいいのか」と窮状を訴える一幕もあった。
福田市長は「みなさんの意見にしっかり向き合っていく。新年度の議論にも大いに期待している」と語り、会場の子どもたちに感謝を伝えた。