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東京駅周辺のおすすめ個性派弁当6選。旅のお供にも今日のランチにも!

さんたつ

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全国のうまいものが集まっている東京駅周辺。なかでも弁当は百花繚乱で、その店の名物、土地の名産品などが、ぎゅぎゅっと一箱に詰め込まれている。どれも名品だが、今回はその中からえりすぐりの個性派をドドンとご紹介!

伝統の郷土料理をブラッシュアップ『若廣TOKYO』

若狭名物 贅沢塩焼き鯖のすし 1350円。

古代、御食国(皇室や朝廷に食物を献上できる国)の一つだった若狭地域。なかでもサバは評判で、鯖街道を通って京都まで届けられた。ちなみに、今も郷土料理として親しまれている焼き鯖を、冷めても味わいのある棒寿司に進化させたのは福井の『若廣』が始まり。ふっくらした身を口に入れると旨味を含んだ脂がじゅわっと広がり、酢飯の酸味が後味をキリッとまとめてくれる。このコントラストは実に鮮やか。東京駅限定の一品。

●グランスタ東京B1 スクエア ゼロエリア(改札内)。8:00~22:00(日・祝は~21:00、翌休日の場合は~22:00)、無休。☎03-3214-3938

原木シイタケの旨味が全身まで染み渡る『アベ鳥取堂』

しいたけ弁当 素晴ら椎茸 1400円。

シイタケは大きくて肉厚、ハリがあり、主役の貫禄も十分。噛み締めるたびに勢いよく汁があふれ、口の中いっぱいに芳醇(ほうじゅん)な香りが広がる。国産の原木シイタケから魅力をぐいっと引き出すのは、名水と名高い鳥取の水を使い、地元の職人が作り込んだ醤油。これでじっくり時間をかけて煮込むことで、内に秘める濃厚な旨味が爆発するのだ。サンショウで炊いたご飯と交互に食べ進めると、フレッシュで力強い滋味がより一層くっきりと際立つ。

●グランスタ東京1F 中央通路エリア『駅弁屋 祭』(改札内)。5:30~22:00、無休。☎03-3213-4353(9:00~19:00)

押し寄せる、甲殻類専門店のカニ愛『うぶか』

蟹飯弁当 1458円。

東京・四谷の日本料理店『うぶか』は、甲殻類のみのコース料理で知られる専門店。子供時代からずっと甲殻類に目がないという店主がその魅力を掘り下げ、蒸したり、揚げたり、お酒と合わせたり、多彩な切り口からメニューを構成する。この弁当も蟹飯、ほぐし身、カニ焼売などカニづくし。甲殻類の出汁が染み込んだ炊き込みごはんを頬張り、芳しさにうっとり。米の一粒一粒から、ふくよかなカニの甘み、塩味が匂い立つようだ。

●グランスタ東京B1 スクエア ゼロエリア(改札内)。8:00~22:00(日・祝は~21:00、翌休日の場合は~22:00)、無休。☎03-6810-2620

すべてを受け止める海苔弁の包容力『海苔弁 八重八(やえはち)』

羽釜海苔弁 角の重 1600円。

トッピングの角煮を箸で持ち上げ、ずっしりした重みに思わずテンションが上がる。下から顔を出すのはこだわりが詰まった海苔弁で、香り高く、口溶けのいい青混ぜ海苔は、愛知県の三河湾で採れた天然の一番摘海苔と青海苔を合わせたもの。それが羽釜で炊き上げた粒の立ったごはんと合わさり、角煮、葉山葵と生姜の醤油漬け、季節野菜の甘味コロッケなど、個性豊かな総菜を受け止める。全体のバランスが絶妙で気持ちまで朗らかに。

●YANMAR TOKYO B1。11:00~20:00、無休。☎03-3277-6888

肉の旨味が際立つ本格欧風カレー『オーベルジーヌ』

ミートミックスカレー弁当 1696円。

芸能人御用達のロケ弁『オーベルジーヌ』のカレー。そのグランスタ限定バージョンとくれば、見逃せない。肉は、約10時間かけてホロホロになるまで煮込んだ牛バラ、豚のロース、オリーブオイルでソテーしてこんがり焼き上げた若鶏のモモなど3種類が使われていて、これを口に含んでまず感じるのは、濃厚な旨味と香味野菜が醸す甘み。やがてシナモンの香りが華やかに舞うと、ピリッとした辛味が現れ、ひとくち目からメリハリのある展開が楽しい。

●グランスタ東京B1F スクエア ゼロエリア(改札内)。8:00~22:00(日・祝は~21:00、翌休日の場合は~22:00)、無休。☎03-6810-0545

津軽の味覚を集結させた懐石弁当『つがる惣菜』

ひとくちだらけ 1500円。

美しく整列している24品は、津軽地方の郷土料理や名産品を使った品々。赤いいなり寿司は刻んだ紅ショウガで着色されていて、おもてなしの心を表す縁起物だ。他にも、青森市名物の味噌おでんや、県産のキクを使用した香りのいいおひたし、ご当地グルメの黒石焼きそばなど、バラエティー豊かでつい目移りしてしまう。新幹線輸送の「はこビュン」で、その日のうちに青森県から店頭に届けられる(販売は13時30分頃~)。

●グランスタ東京1F 中央通路エリア『駅弁屋 祭』(改札内)。5:30~22:00、無休。☎03-3213-4353(9:00~19:00)

取材・文= 信藤舞子 撮影= 高野尚人
『散歩の達人』2025年6月号より

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