Yahoo! JAPAN

西浅草|隠れ家カレー店『ガヤバジ』|本格西インド料理の魅力を体験!

いろはめぐり

西浅草の路地の奥に佇む『ガヤバジ』は、本格的な西インド料理を提供するこのお店。
香り高いスパイスの調和と奥深くやさしい味わいで、多くのファンがいます。
今回は実際に訪れて感じた『ガヤバジ』の魅力とおすすめのメニューを詳しくご紹介します。

路地の奥に佇む隠れ家的カレー屋『ガヤバジ』

『ガヤバジ』は、西浅草の東本願寺を右手に少し東にいった路地にひっそりあります。
思わず見落としてしまいそうな控えめな入り口には、『ガヤバジ』と記された看板が。
店へと通ずる小路がどこか違う世界へトリップするような高揚感をもたらしてくれます。

食べログ百名店に3年も選ばれ、ステッカーが貼られたドアを開けると、エスニックと昭和レトロが融合したどことなく懐かしさも感じる居心地がいい隠れ家的な店内。
カウンター5席とテーブル席が3つほどの広さの空間にスパイスの香りが漂っています。

「西インドスパイス ガヤバジ」の魅力とは?

本格西インドカレーの専門店

『ガヤバジ』を営むのは、店主の冨永 卓見さんと奥様の西インド出身ジョシ ガヤトリさん。

ご夫婦で営む『ガヤバジ』は、ガヤさんの故郷、西インドの味を再現したいとの思いで、6年前に大阪で間借りカレー屋としてスタートしました。その頃は平日他の仕事をし、週末の休みの昼間に趣味感覚でスタートしたそう。

しかし、ガヤさんのつくる西インドカレーが美味しいと評判になり、東京・浅草で実店舗『ガヤバジ』をオープンすることになりました。

求めた味は食べ親しんだ故郷のカレー

『ガヤバジ』の美味しさの秘密は、スパイスの巧みな使い方や、西インド特有のスパイスミックスを活用したこだわりの素材にあります。しかし、最大の魅力は、西インドの本場の味を忠実に再現している点です。

特に印象的なのは、ガヤさんの母親の手料理が、このお店のルーツになっていること。その家庭料理の温かさや味わい、母親の美味しい手料理の味を、日本の人々にも楽しんでほしいという想いが、すべての料理に込められています。

スパイスの豊かな香りと奥深い辛さが特徴のカレーは、一見刺激的でありながら、口に運ぶとどこか優しい味わい。他では味わえない『ガヤバジ』ならではの一皿には、「故郷の味」が詰まっていて、それが、心に響く料理として多くの人を虜にしている理由なのではと感じました。

魅力の秘密は、作り手のこだわりにあり

浅草に店舗を構えて4年。これまでガヤさんが料理を担当し、店主の富永さんが接客を担当してきました。最近お二人の間にお子さまが誕生し、富永さんが厨房に立つように。

夫婦二人三脚で営むこのカレー店は、料理だけでなく温かな家庭のぬくもりも届けてくれる、そんな特別な場所です。

『ガヤバジ』の厨房に足を踏み入れると、棚やキッチンにはさまざまなスパイスが並んでいます。
それぞれにガヤさんの「おいしい一皿を届けたい」という思いが詰まっています。

カレーのベースになっているのが玉ねぎ。焦がすくらいまでじっくり炒めた玉ねぎがカレーのコクや甘味、とろみを出しています。

スパイスや具材を合わせて煮込むと、香りが充満し食欲を誘います。
『ガヤバジ』は、現地から輸入したスパイスだけでなく、西インドの食材を日本の食材で再現できるように工夫されています。

一口で広がる、忘れられない味

カレーの注文は、単品と2種、3種セットから選べます。今回注文したのは「3種カレーセット」。一度に3種類の西インドカレーを贅沢に味わえるため、初めて訪れる際におすすめのセットです。

写真のカレーは以下の3種。上から、
・ポーク ビンダルー(カシミールチリーの辛さとビネガーの酸味のポークカレー)
・ウサル(マハラシュトラ州の王道のムング豆カレー)
・ベジ コラプリ(トマトベースの野菜カレー)

ご飯は縦長のインディカ米の一種バスマティライスと、インド風漬物のアチャール、ライタ(ヨーグルトサラダ)がワンプレートにのっていて、視覚から一瞬にして西インドの空気を感じさせます。

まず、ポーク ビンダルーを一口運ぶと……。スパイスと具材が絶妙に溶け込み絡み合っていて、口の中に広がります。辛さを感じつつも、酸味が後味をすっきりさせ、さらに次へ次へと食欲が進みます。

次は、ムング豆のカレーのウサル。やさしさの中にコクを感じる奥深い味わい。しかし辛さもしっかりあり、存在感あるカレーです。そして、ベジ コラプリはゴロゴロの野菜がうれしく、身体に沁みる美味しさ。

3種類のカレーを食べ進めていると、辛さが口の中で気持ちよく増しますが、どれも刺激的ではなく、やさしい余韻をもたらすカレーであったのがとても印象的です。

『ガヤバジ』で味わう特別な時間

今回は西浅草にある『ガヤバジ』をご紹介しました。『ガヤバジ』は、ただ料理を楽しむだけでなく、西インド現地の文化や故郷の味にも触れることができます。

夫婦二人三脚で営む、あたたかみ溢れる場所は、ひとりでもグループでも、気軽に訪れられる場所。そして、隠れ家的な店内が、まるで小旅行でもしたような気分になるスポットです。

そんな特別な時間を提供する『ガヤバジ』に、ぜひ足を運んでみてください。一度味わったら忘れられない、心温まるカレーが待っています。

西インドスパイス ガヤバジ
住所:東京都台東区西浅草1-6-2
電話番号:03-4362-8150
営業時間:【火】11:00-15:00(L.O. 料理14:30)/18:00-20:30(L.O. 20:00)
【水・木・金・土・日】11:00-15:00(L.O. 料理14:30)/18:00-21:00(L.O. 20:30)
休業日:月曜日
アクセス:【東京メトロ銀座線】田原町駅徒歩2分/【東京メトロ浅草線】浅草駅徒歩10分/【つくばエクスプレス】浅草駅徒歩5分

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. フィギュアスケーター育成SMG「ICE on the EDGE」 主人公の成長を描くトレーラー映像が公開

    おたくま経済新聞
  2. 【午後3時の新商品】スノーピークが軽量で丈夫な「レジャーシート」を新発売

    にいがた経済新聞
  3. ANA客室乗務員だった私が、27歳で日本最高峰バレエ団のプロダンサーになれた理由

    スタジオパーソル
  4. ファッション好きなら必ず持っておきたい、Nigel Cabournを知る永久保存版のバイオグラフィー。

    Dig-it[ディグ・イット]
  5. 3月14日、「三室戸寺」のしだれ梅園に行ってきた!まちの景色も楽しめる絶景スポット【京都府宇治市】

    ALCO宇治・城陽
  6. 『油断している猫』にちょっかいをかけてみた結果…想像以上に『IQの高い反撃』を受ける様子が64万再生「チラ見が可愛すぎた」「天才」

    ねこちゃんホンポ
  7. 死を招く猛毒が医療の希望に!? 超貴重なサソリの毒の秘密【眠れなくなるほど面白い 図解 毒の話】

    ラブすぽ
  8. 焼き立てパンの自販機も!西元町『ぱん Satori』で耳まで美味しい湯種食パンを発見 神戸市

    Kiss PRESS
  9. 六甲山の景色を彩る現代アートの芸術祭『神戸六甲ミーツ・アート』開催、第2弾招待アーティスト12組発表

    SPICE
  10. 南多摩尾根幹線 多摩稲城特別号 各地で4車線化工事進む 南野陸橋(仮称)が架かる

    タウンニュース