自民党総裁選の争点の一つ“選択的夫婦問題婦別姓制度”
今回の自民党総裁選の争点の一つになっている選択的夫婦別姓制度。9月24日「長野智子アップデート(文化放送)」では、ジャーナリストの浜田敬子に自民党内でこの問題がどのように考えられているか解説してもらった。
浜田「珍しいですよね、自民党総裁選で選択的夫婦別姓制度の問題でここまでちゃんと色が出たのは。前回の総裁選の時、岸田さんは選択的夫婦別姓制度の推進議連の会長までやってたのに封印しましたよね。割とこれまでの自民党の候補っていうのは個人的には賛成だけど…と言葉を濁してきた人が多かったんですが、今回はハッキリと小泉進次郎さんや河野太郎さんが進めると言いました」
長野「石破茂さんも前向きですよね」
浜田「いつやるかまでは言ってないですけど、進めていこうという意志は感じられますよね」
長野「印象的なやりとりはありましたか?」
浜田「小泉進次郎さんは討論会の度に失速していますけど、選択的夫婦別姓制度に関して大きいのは1年以内に法案を提出するとか、党議拘束を外すと言ったのは大きいと思います。自民党の中でもグラデーションがあって『もういいんじゃないか認めても』っていう議員が増えているんですよ。いわゆる岩盤保守といわれる人とか、岩盤保守の支持団体に推されている議員の人っていうのは少数派になってると思います。ただ、これまで、これが議論の俎上に上がってないのは党議拘束をかけられて党内が一致していないということで議論が進まないわけですよね。男性議員がこれだけ多い自民党の中では政策としての優先順位が低かったわけですよ。別にいいんじゃないみたいな感じで後回しになってたんです。だから党議拘束を外して1年以内ってなったら法案は通っちゃうと思いますよ」