「タコ釣果は日替わり?」岸和田一文字で500g級マダコを拾い釣り【大阪】
新子タコが釣れ始めた岸和田一文字。キロオーバーも混じるとのことで、6月22日(日)にタコの様子を探るべく、大阪南港をホームとするタコ釣りアングラーと共に現地へ向かった。
岸和田一文字でタコ釣り
前週にはツ抜け(10匹超え)も見られるなど、好調な釣果が続いていた岸和田一文字。今回も期待を込めて、岸和田渡船の一番船で出船。向かった先は人気の「旧一文字」だ。最近はタコ狙いでここに渡る釣り人がジワジワと増えており、ポイント取りの競争も激しくなってきている印象を受ける。
小型のタコが顔出し
私は「赤灯」で下船し、同行者は「3番」へ。それぞれのエリアを出発点として、ランガンしながら手分けしてタコを探す作戦だ。この日は強風予報が出ていたが、早朝のうちは風も穏やかで、絶好のチャンス。
準備を整え、Tポートオリジナルの「オクトパスタップ/オレンジゴールド」にサバ切り身を巻き、いざ開始。空がじんわり明るくなり始めた5:09、根が荒い足もとでアタリ。150gにも満たない小ダコをキャッチし、まずはボウズ回避となった。
500g級タコをキャッチ!
幸先よく1杯出たことで「これは時合いか」と期待したが、その後はアタリが遠のく。周囲も竿をまったく曲げておらず、状況は芳しくない。底を丁寧に探っていくが、根が荒く、油断すると即座に根掛かりしかねない。集中力を保ちつつ、根周りを慎重に探る時間が続く。
風が徐々に強まり、キャストのコントロールも難しくなってきた。1キャッチから2時間以上も経った7:41、先端付近の荒根でアタリ。ロッドに重さが乗り、慎重に浮かせてくると、500gクラスの良型タコが姿を見せた。ようやく満足のいくサイズが出て、気持ちを少し持ち直す。
渋い日に当たったか
良型が出たことで気を取り直し、同じエリアを丁寧に探る。すると間を置かずにもう1杯、今度は100gに満たないミニサイズがヒット。しかし、連発はここまで。その後は沈黙が続き、風もますます強くなってきた。
このあたりでオモリを6号から8号に変更。根掛かりリスクは増すものの、風に負けないようにするには仕方がない。気温の上昇も相まって、体力的にもしんどい展開に。昼前には集中力も途切れがちとなり、13時に納竿。公式の釣果によると、この日は一人3〜4匹と渋い様子。好調といわれる今シーズンでも、やはり自然相手の釣りには“ムラ”がある。だが、状況の変化を読みながら、1杯1杯を積み上げていく面白さもタコ釣りの醍醐味だと再認識した一日だった。
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<夕日とぼうず/TSURINEWSライター>