考えた事業に価値はあるのか?まずはビジネスを実験してみよう【眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話】
いきなり大金を借りるのではなく、ビジネスを実験してみる
対価がもらえるかを確認しよう!
ビジネスの実験というのは、たとえば、ウェブサイトの制作会社で起業を考えているとしましょう。その場合、まずは友達や知り合いの会社のウェブサイトを作ってみて、自分の仕事に対して、きちんと対価がもらえるかを確認してみるということです。
このように、自分の自信のあるサービスが本当にビジネスとして成り立つのかを、まずは実験してみましょう。そのサービスが本当にいいものであれば、「いいね、これだったら月10万でも20万でも払うよ」となるはずです。
武田塾も、最初は何百万円も資金を出すことができなかったので、実験的に家庭教師から始めました。それがうまくいったので、塾を作ったのです。いきなり起業するのではなく、最初はそういう実験から始めるのがおすすめです。
最近面白いなと思ったのは、StockSunという会社の「カリトルくん」という電話営業をして商談を獲得する営業支援サービスです。これは、世の中の会社が意外と問い合わせの需要を掘り起こしていないと感じた方が、試しに自分で問い合わせリストに電話をかけて、実際にそれが契約につながるかを試してみたところ、かなりの手応えがあったので正式なサービスとなりました。かなり好調だと聞いていますが、これも実験から始まっています。
いきなり起業するのではなくまずは実験から!
いいサービスを思いついてもいきなりお金を借りて起業するのはリスクが大きい
ビジネスの実験からスタート
例:ウェブ制作会社
友達の会社のウェブサイトを作って評価してもらう
「ちゃんと対価がもらえるか?」を確認してから起業した方がいい!
[自分のサービスがあればまずは友達に実験してみよう]
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話』著:林 尚弘