自律神経には4つのタイプがある!?あなたはどのタイプ?【眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話】
自律神経の4つのタイプを知ろう!
交感神経と副交感神経のバランスは人それぞれ。必ずしもどちらか一方が優位になるわけではなく、両方の働きが高い人もいれば、逆に両方が低い人もいます。具体的には次の4タイプに分かれます。
①交感神経と副交感神経ともに高い
交感神経の働きにより高い集中力や適度な緊張感を持ちながら、副交感神経の働きによる落ち着きやリラックス感も保っている状態。まさに心身ともに絶好調といえる状態です。
②交感神経が高く、副交感神経が低い
ストレスを抱えている人に多いタイプ。交感神経が緊張や興奮を呼び起こし、副交感神経によるブレーキも利かないため焦りやイライラを感じやすくなります。血流が悪くなることで、健康状態にも悪影響が生じます。
③交感神経が低く、副交感神経が高い
アクセルが踏み込めずやる気や集中力が発揮できません。ブレーキの利きも強すぎるので、眠気やだるさ、抑うつ状態に陥りがちです。
④交感神経と副交感神経ともに低い
自律神経の有効な働きが失われている状態で、活動自体が困難になります。
交感神経と副交感神経は①のようにどちらも高く「1:1」のバランスで働くのが理想的。②や③のように「1:1・5」以上の差が生じると、心身に不調が現れやすくなります。自分がどのタイプに属しているのかを知りることが健康な生活への1歩になります。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』 著:小林弘幸