「かぼちゃ」の意外と知らない“NGな保存方法”「ラップのまま冷蔵庫に入れてた…」
今が旬のかぼちゃは、甘みとほくほくとした食感がおいしい、秋の味覚のひとつです。そんなかぼちゃ、じつは傷みやすい野菜。すぐに使わない場合は、ただしく保管しないとカビが生える場合があります。ここでは、意外と知らない「かぼちゃのNGな保存方法」をご紹介します。
NGその1.種とわたがついたまま
かぼちゃの保存で一番やってはいけないのが、種とわたを処理しないこと。わたには水分がたくさん含まれているため、湿気が原因で傷むスピードがはやまります。
かぼちゃが傷んだりカビが生えたりするのは、ほとんどが種とわたがついたままにしていることが原因です。
購入したらすぐに下処理を。種とわたを取り除いたら、キッチンペーパーで水分を拭き取りましょう。
NGその2.ラップ・袋のまま
カット済みのかぼちゃの場合、スーパーでは袋やラップに包んで販売するケースが多いです。しかし帰宅後、袋に包まれたまま冷蔵庫へ入れるのはおすすめできません。
前項でお伝えした通り、種とわたを取り除く必要がありますし、袋に包まれたままでは水分が残ってしまいます。
袋の内側が結露している場合、そのままにするとあっという間に腐ったりカビが生えたりすることも……。
かぼちゃの鮮度を保つためにも、買ってきたままの姿で保存するのは避けた方が無難です。
NGその3.はだかのまま
種とわたを取り除き、きちんと処理をしたとしても“はだか”で保存するのはNG。かぼちゃは乾燥にも弱いため、冷蔵庫の冷気から保護してあげるのが基本です。
冷蔵庫内のにおいが移り、かぼちゃからイヤなにおいがする原因にもなります。
新聞紙や鮮度保持袋などで包むか、カットしてからラップでぴったりと包みましょう。すぐに使わない場合は、ラップと食品保存袋で2重に包んで冷凍もできます。
かぼちゃは見た目よりもデリケート
水分と乾燥に弱いかぼちゃは、ゴツゴツした見た目に反して弱点の多いデリケートな野菜です。
旬のかぼちゃをおいしくいただくためにも、購入後はただしい方法で保存して、鮮度が落ちるのを防ぎましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア