戸塚駅周辺の課題改善協議会 経過確認し、一区切り 西・東口渋滞緩和に道筋
戸塚区などが2019年に設置した「戸塚駅周辺地区住み続けたいまち・みちづくり連絡協議会」が駅周辺の交通渋滞対策などが一定程度改善できたことを受け、1月23日の会合で一区切りとなった。区らは残る課題は個別的に継続対応をしていく考えという。
同協議会は19年、駅西口・東口周辺の渋滞緩和対策などに向けて策定されたプランを協議する場として開設されたもの。構成メンバーは、地域の連合町内会長、神奈川中央交通などの関係機関、土木事務所など。これまでに全8回開催されており、「住み続けたい戸塚」を目指して、議論を積み重ねてきた。
継続案件残る
プランでは7項目を掲出(表参照)。24年5月から規制が始まったトツカーナ・区役所に隣接する西口駅前道路の一部区間駐停車禁止もそれだ。区の調査結果によると22年度と24年度の比較で1日を通して1千台以上減少。同年4月再整備した西口第2バスセンターの運用もさきがけて始めている。
また、東口駅前広場の混雑緩和をするため、昨年7月から県道瀬谷柏尾方面を運行するバス路線の発着場所を西口に移転している。このほか、上倉田交差点を先頭に右折車両で渋滞が発生することから、今年2月上旬から右折専用レーンを約11m延伸し、流れを良くする。
23日の会合では、地下鉄戸塚駅に障害者の利用に適した券売機の設置、戸塚公会堂入口のスロープに滑り止め施工を行い、車いす利用者が滑りづらい構造としたことなども改めて確認した。
メンバーからは「改善が数多くされたが、戸塚区役所駐車場に向かう道路は荷捌きの車が依然停車している」「課題は残っており、今後もこうした会議を継続してほしい」などの指摘、要望があがった。区担当者は「今後も継続して課題解決に向けて一緒に対応をさせていただきたい」と話した。