泉区5期わくわくプラン 骨子もとに素案策定へ 「健康づくり」重点項目に
泉区と泉区社会福祉協議会はこのほど、「第5期地域福祉保健計画・注」(泉わくわくプラン)の骨子を確定。6月の素案策定に向けて準備を進めている。
2026年度から30年度を期間とする5期の同プラン。12地区の代表者、三師会など51人で構成される推進協議会が昨年7月に開催。その代表者17人で構成される策定・推進検討会が9月に開かれ骨子への意見が集約された。
基本理念は「互いに支え助け合う!誰もが安心して暮らせるまち泉」。事務局を務める区福祉保健課担当者によると、進行中の4期との比較で特徴的だったのは「健康づくりに一番高い関心が寄せられたこと。行政側に支援を要請する声もあった」とし、「もう一方が多様性を重視し、つながる機会をつくること。外国人が比較的多く住み、障害者施設も多くある。高齢化やコロナで地域のイベントの担い手が減っている危機感があるのではないか」と分析する。
その2点を重点項目に盛り込んだ骨子を踏まえ、事務局側が3月中旬に検討会に対し、具体的な行動計画案を提示する。今年夏から秋にかけて区民から計画への意見を募集。最終的に来年3月に計画が確定する。
区では計画を広く周知しようと、2月下旬に区役所で現在進行中の4期の地区別の取り組みをパネル展示するなどのイベントを開催した。区内在住の女性は「わくわくプランについて知らなかったが、参考になった」と話していた。
区担当者は「ボトムアップの計画にし、広く周知を図る」とする。