矢部の消防団 15年ぶりの車両更新 関係者集い「入魂式」
相模原市消防団中央方面隊第四分団第一部の消防車両が最新型に更新され4月29日、村富神社で地域の安全を祈願する「入魂式」が行われた=写真。式には、岡野智博部長をはじめとして、分団員、消防団OBなど関係者50人ほどが出席。新車両とともに地域に貢献することを改めて誓った。
市の内規で消防団車両は15年ごとの更新が定められている。同部では2009年以来の更新となる新車両は全長4・72m、全幅1・69m、高さ2・36mで、これまで稼働してきた消防車と同等のサイズのトラック型。4輪駆動のオートマチック車両で、独立型の小型動力機で稼働する可搬式消防ポンプによって放水する。6人乗りで、ホースやノズル、投光器、発電機など消火に必要な資機材を搭載している。
第四分団第一部の岡野部長は「団員の士気が上がり、私自身気の引き締まる思いです。愛着を持って大切にしていきます」と意気込みを話した。
充足率73・6%
普段の仕事や生活をしながら、火災や災害時に活動する地域消防組織、消防団。市内の定員総数1710人に対し、今年4月1日時点で1258人が所属している。充足率は73・6%だ。
市消防局ではチラシや動画、啓発グッズを作るなどし入団を呼びかける運動を展開。「日中は会社に行っている人でも協力いただければありがたい」と「サラリーマン団員」など、新たな協力形態も推奨。「できる範囲でできる協力を」と呼びかけている。