鶴見・あいねっと 地域活動の参加50代16% 区民2千人にアンケート
鶴見区はこのほど、区地域福祉保健計画「鶴見・あいねっと」に関わる区民アンケート調査結果を公表した。
同計画は2004年から横浜市が推進する取組で、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指し、身近な支えあいの仕組みづくりを進めているもの。5年間で1期とし、今年度は第4期の最終年度となっている。
アンケートは26年度からの第5期の策定に先立ち、昨年8月から9月にかけて実施。区内在住の外国籍を含む満18歳以上で無作為抽出した男女2000人に依頼。うち800人から回答を得た。全36問で、地域の情報を得る方法や地域活動の参加状況などを問うた。
主な結果として、年代ごとの地域活動への参加状況では、50代が最も低い16%で、20代以下、30代は30%以上で70代、80代以上とほぼ同水準となった。この結果に対し区の担当者は「地域での祭りなどに参加する若い世代が多く、働き盛りとも言える50代が低くなった」と分析。近所の人とどの程度の付き合いをしているかの問いでは、「困った時に相談や助け合いができる」、「顔を見ればあいさつをする」など8割以上が近所付き合いがあると回答した。
また、今回新設した「新型コロナウイルス感染症の感染拡大前よりも一層大切と思うようになったことは」の問いには約5割が「健康な心身の大切さ」と回答。担当者は「コロナ禍を経て助け合いの意識や近所付き合いも変わってきている。次期計画策定の参考にさせていただき、皆様に地域活動のヒントなども示せれば」とした。