フランス国民議会総選挙、極右政党が最大勢力の勢いに!?
7月2日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、フランス国民議会総選挙の第1回投票が6月30日行われ、即日開票された結果反移民・反欧州連合の極右政党である国民連合(RN)が第1勢力になると各調査会社が予測している、という東京新聞の記事を紹介した。
番組で紹介した東京新聞の記事によれば、極右政党が第1勢力となればフランスの議会で初めてのことであり、決選投票は国民連合(RN)が最終的にどこまで議席数を獲得できるかが焦点となる。また、過半数に達した場合はRNのバルデラ党首が極右出身初の首相に就任する公算が大きく、フランスの内政だけでなく外交や経済にも大きな影響が出るとみられるとある。
この記事を受けてフリーライターの武田砂鉄氏は、フランスのメディアではよく討論番組が放送されており、出演者は手持ちの原稿なしで議論をしており、出演者の発言に煮え切らない部分があればキャスターが追求したり、また国民もデモを行うなど政治に直接的に声を届ける環境があると話し、この記事のようにフランスでは極右政党が伸びているという危うさはあるものの、政治の透明性という観点でみたときに、東京都知事選では討論会が開かれないという状況で大きな違いがあると指摘した。
番組パーソナリティーの大竹まことも都知事選に関して「(一部の立候補者は)ちゃんと出てきて討論して欲しいよね。自分が代表になる(つもりで立候補している)のだから自分の意見は言わないとね。」と発言し、武田砂鉄氏も「(討論は)最低条件だと思いますけどね。」と話した。
番組パートナーの小島慶子は、政治の場面における討論でも、日常生活の会議の場面でもそうだが、日本では「意見を言う」ということと「けんかをする」ということの区別がつかない人がいると発言し、他人と意見が違ったときに自分の言い分を説明し、ときに意見を戦わせ、ときに合意点を探るのはとても大事なことであると話し、自分の意見を述べる人を「目立ちたい人」とか「面倒くさい人」とちゃかしてうるさがる態度は世の中を良い方向にしていく議論を生みにくくするので、小さい頃から、学校でも家庭でも議論をするという習慣がつくと良いと述べた。