パンぷか釣りで64cm頭に5尾のコイ手中【埼玉・新河岸川】魚の活性は水位次第?
11月15日(水)埼玉県南部を流れる新河岸川へと半日パンぷか釣りへでかけた。反応はまちまちではあったが結果的に5尾のコイが楽しませてくれた釣行をレポートしよう。
新河岸川でコイ釣り
同河川は荒川水系隅田川支流であり埼玉県南部を流れる一級河川だ。沢山の支流があり、中でも柳瀬川や黒目川もその一部。東京都に入ると隅田川に合流する。生息している魚種も多くメータークラスの淡水大魚も十分期待出来る河川である。また汽水域エリアでは潮位により釣果にも影響するので釣行前に事前確認が必要だ。
タックル
今回もウキ釣りで狙うのだが、竿はプロマリンブルーベイ3号にダイワレブロス5000番を使い、ミチイトはデュエルカーボナイロン5号を直結で玉ウキを通し、がまかつ鯉鈎16号針を結び、エサは安定の食パンを使用する。
開始早々に62cmコイ顔出し
最近は朝の冷え込みも冬と同様に寒くもあり、本日の潮位状況的に下げ2時間後に合わせて8時45分頃にのんびりと到着した。私的にいつものポイントへ陣取りつつ水位を確認すると、イイ感じですぐにでも釣れそうな雰囲気である。
開始早々に寄せを撒くと、すぐにコイが数尾ほどポイント真下のエサ場に寄ってきてくれた。大きいコイは見当たらないがどのコイも食い気抜群で、際に仕掛けたパンを豪快にパクリと食べてくれ向こうアワセで掛かる。サイズの割に走りまくり草木エリアに突っこもうとするが阻止しつつ御用。まずは62cmゲットだ。
ロング流しで2尾目
30分以上は気配が消えた状況となったため下流へロング流しで寄せは撒かずに流していく。50m程度流したところで下流からバコッと顔を出してパンを食べてくれた。
コイが遠くから寄ってきてから流れるパンを食べる瞬間がなんともいえない快感であり、この釣りの醍醐味でもある。2尾目も危なげなくやりとりを楽しんで御用すると64cmであった。
ポイント移動し3尾目
同河川は減水すると同時にコイも深場へ移動していく。さらに下げが効いてくると流れも速くなりロング流しもできなくなってしまう。そのため下流の水深あるワンド気味な激熱ポイントへと移動することにする。
移動したポイントよりもさらに下流をみていくが、どこも水深もなくコイもパンに反応しない状況なので、やはり移動先のワンドが狙い目だ。お気に入りポイントは水深もあり根掛かり確率UPするもののサカナは確実に居るので、寄せをガンガン撒いていきつつ底にエサを定位するように沈めていく。
時間的にほぼ干潮水位になっているもののヤル気のあるコイは数尾いるのでぷかせて待つこと17分。見事に浮いてきてパクリと咥えて走り出す。やはり期待を裏切らずに来てくれた。時間つぶしにもなる優秀なポイントであり3尾目は58cmと本日最小サイズが釣れた。
しばらく休憩モードへ
そして完全に無の時間がやってきてしまい、徘徊してきたコイもエサに反応しない。こうなると経験上、同地では潮位が上がるまで待ちの時間となり休憩がてらのんびりとたたずむ。
しばらく無の時間が経過する中で水位が一定レベルまできたところでコイがどんどんポイントに寄ってきた。川の真ん中あたりやカバー下でじっと動かず待機していたたコイたちがヤル気になって上ってきたようだ。
水位上がると連発
こうなるとぷかせたパンを一網打尽に食べつくされて私の仕掛けにもバクバクと食いつき、4尾目を御用となり64cmが釣れた。その後も勢いが止まらずバクバクと食べているので追加を狙えそうなので継続してみる。
下流からまだまだ勢いが良いコイが上ってきては流したパンを食べまくる。ポイントを移動する必要がないので流してみると、2尾が同時にきたりとヤル気満々で5尾目が掛かった。ラストは引きを楽しませてもらったことに感謝して取り込み。計測すると61cmで本日は満足できたので納竿することにした。また時間をみつけて釣行したい。
釣果のポイント3選
最後にパンコイ釣りで釣果を上げるポイントを紹介する。
1.汽水域の釣りは水位が重要
コイ釣りとはいえど同河川は潮位変化があるため潮位表を事前に確認して釣行する必要がある。
2.ヤル気の入る一定水位がある
潮位変化はコイたちの生活圏で毎日のことだろうから、移動してポイントに定位している時間もある。同地は一定水位になるとコイがどんどん動き出してきて活発になることを数回経験していることから、水位と照らし合わせると当日の釣れやすい時間を考察できそうだ。
3.「時間」は関係ない?
私的に同河川での釣りは朝夕のマズメ時間は特に熱くないなという印象である。数回の同地コイ釣り経験からするとサカナ密度も関係していると思うが時間よりも特に水位の方が重要である。
<なおぱぱ/TSURINEWSライター>