南区中1桂才月さん 希望を胸に漁村留学へ 石巻に1年間滞在
南区六ツ川在住の中学1年生・桂才月(さつき)さんは、4月から1年間の「漁村留学」へ旅立つ。宮城県石巻市雄勝町の中学校に通いながら、三陸の雄大な自然や漁村文化が残る土地ならではの暮らしを体験する。
昨年、(公社)MORIUMIUSが運営する短期の漁村滞在プログラムに3度参加し、漁師の仕事を間近で見たり、魚の養殖場を見学した。今でも大切に持っている82cmの大きなヒラメのあごの骨=写真=は、その時に釣ったもの。自らさばいて食べたと誇らしげに話す。
同プログラムの参加中に、小学4年生から中学3年生が対象の漁村留学の存在を知った。新しい環境に飛び込むことに不安はあったものの、「将来は海に関わる仕事に就きたい」と留学を決意した。「漁師の普段の生活や、温暖化による海の環境変化について深く知りたい」
今年は漁村留学に4人が参加し、共同生活をする。決まりごとや活動は留学生同士の話し合いで決定。炊事洗濯も自分たちで行う。「いろんなことができるようになって強くなりたい」と1年後の自分に思いを馳せる。
家族で釣りに行くなど、幼少期から自然が近くにあった。母・由佳さんの携帯には臨港パークでカニを捕まえる2歳の才月さんや地元の大岡川で釣りをする姿が残されている。「なんでも自分でやってみたい」という興味から本やインターネットで学び、釣った魚は自分でさばけるようになった。
大岡川は今も月に数回は訪れる釣りスポット。「もう少し暖かくなれば魚もたくさん出てくる。ここでハゼやクロダイも釣れた」と話す。
留学先の石巻市付近を流れる河川では、自身の名前が入った「サツキマス」が生息する。「釣って食べるのが楽しみ」と期待を寄せる。