【横浜市都筑区】都筑オーケストラ 1人の呼びかけから30年 みなとみらいで記念演奏
1人の主婦の呼びかけから始まったアマチュア・オーケストラの活動が今年30周年を迎えた。11月3日(月・祝)には、20年ぶりとなる横浜みなとみらいホール=西区=大ホールで記念演奏会を開催する。
都筑オーケストラ(永田由紀団長)は1995年、一人の主婦の呼びかけを発端に結成。現在の団員は30〜40人。現役の大学院生から80代近い人まで幅広い年齢層が所属。地元密着で都筑区と近隣の青葉区、港北区の団員が多く、アットホームな雰囲気も特徴。現在は毎週水曜日の夜、ボッシュホールでの練習と年2回の定期演奏会の開催を中心に活動している。
経験者だけでなく大人になってから始めた団員も多い。宗像真理子さんは大学でオーケストラに所属。社会人になっても続けたいと思っていたところ、同オーケストラの演奏を聴く機会があり入団した。オーケストラは各区にいくつもあるが土日の練習が中心。「平日に、しかもホールで練習できるオーケストラは中々ない」と魅力を語る。一方で練習が水曜の夜に限られるため、メンバーが固定しがちになっており、団員の澤田直子さんは「バイオリン奏者が少ないので興味のある人は練習の様子を覗いてほしい」と呼びかけた。
区民200人無料招待
47回目の定期演奏会となる11月3日の30周年記念演奏会は午後1時30分開演。指揮は横島勝人さん。演奏曲はヨハネス・ブラームス『大学祝典序曲ハ短調作品80』、カミーユ・サン=サーンス『交響曲第3番ハ短調作品78「オルガン付き」』。オーボエ奏者の関水萌子さんによるリヒャルト・シュトラウス『オーボエ協奏曲ニ短調』の独奏もある。チケットは全席自由1500円。未就学時の入場可。なお都筑区民先着200人の招待あり。申込みは専用フォームから。