【中央区・手打ちsobaya】もちもち食感の香り高い“そばがき”14種の豊富な具材
2024年9月浜松市中央区にオープンした「手打ちsobaya・小料理」は、手打ちそばと日本料理が融合した創作そばが楽しめるお店です。“そばがき”はもちもち食感でそばの香りをしっかりと感じられ、季節の野菜が豊富に入った逸品でした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ2024年9月にオープンした手打ちそば店
浜松市中央区曳馬(ひくま)にある「手打ちsobaya・小料理」。
遠州鉄道の曳馬駅から西へ徒歩2分ほどの場所にあります。
京都の割烹や浜松のそば店で修業を重ね、2024年9月にお店をオープンしました。
挽き方や打ち方を変えた「3種味がさね(1620円)」は、それぞれ異なるそばの楽しみ方ができる逸品です。
季節野菜たっぷり“そばがき”を使った創作料理
自慢のメニューは「八っ三もっ三(1220円)」。「やっさもっさ」と読みます。平日はディナーのみの提供です。
そば粉と水を加熱しながら仕上げる“そばがき”に日本料理のエッセンスを盛り込んだ創作料理です。
たっぷり入った野菜も気になりますが、まずはゴロっとしたそばがきから味わってみます。
そばがきは、もちもち食感。そばの香りをより強く感じます。
手打ちsobaya 店主・吉福陽一さん:
そば粉10割で作っています。北海道・摩周湖産の新そばです。2025年は暑さで結構遅れてはいるんですが、なんとか用意してくれました
採れたてのそばの実は、深い味と香りが特徴だそうです。
そばがきは、水とそば粉を火にかけながら混ぜて団子状にした料理です。
小料理・吉福陽一さん:
江戸時代の頃から食べられています。そばがきは、揚げているものと揚げていないもの2種類が入っています。揚げると香ばしくなるので、香りがいいです
揚げたそばがきを食べてみると、その違いに驚きました。
最初に食べた揚げていない方と比べると、味がはっきりしていてツルっとしています。揚げてだしを吸うことによって、つるっとした感じになるそうです。
野菜のだしが効いたつゆが絶品
そして、だしが絶品です。
手打ちsobaya・吉福陽一さん:
野菜のだしが出ていると思います。カツオは本節と枯れ本節、サバ節、宗田節が入っています。あとは、シイタケと昆布でじっくりと仕上げています
コクがありながらも、すっきりとした味わいです。
揚げた野菜・生野菜を加えて煮込み、うま味を出しているそうです。
手打ちsobaya・吉福陽一さん:
野菜を素揚げにして、全部だしに入れて少し煮込みます。煮込んで野菜のうま味とだしの香りを引き出しています
具材は全部で14種類
具材も豊富で、なんと14種類も使用しています。
クリやカボチャ、サツマイモも入っていて、具材で秋を感じられます。
おいしさのポイントは、野菜は火が通りにくい硬いものから入れて煮込むこと。
葉物などは、最後に加えることで食感よく仕上がります。
具材を14種類使用しているのには、料理名「八っ三もっ三」と関係があるそうです。
手打ちsobaya・吉福陽一さん:
数字にすると、8+3+3=14。言葉遊びとしての数字になっております。僕は元々関西人なので、遊び心を入れながら楽しんでもらえたらいいかなと思い付けました
おしゃれな服装の店主は、そば職人というよりは休日の落語家を彷彿とさせるような雰囲気です。
「八っ三もっ三」のそばがきは、好きなそば粉が選べるそうです。
14種類の具材が織りなすハーモニーと、もちもちのそばがきが相性抜群の逸品でした。
■店名 手打ちsobaya・小料理
■住所 浜松市中央区曳馬5-23-33
■営業時間 11:00~14:00
18:00~21:00
■定休 水・火夜
■問合せ 053-569-6209
■駐車場 9台
※この記事は2025年11月15日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。