【大磯町】大磯高校 PTAが全国表彰 産官学民連携など評価
大磯高校PTA(常盤健嗣会長)が8月21日、22日に三重県の津市産業・スポーツセンターで行われた「第74回全国高等学校PTA連合会大会2025三重大会」で全国高等学校PTA連合会会長表彰を、9月9日には神奈川県優良PTA表彰を受賞した。常盤会長は、「PTA活動に貴重な時間を使ってくれた保護者の皆さんとの取り組みが評価されたのはうれしい」と話す。
同校PTAではこれまで、保護者が地域や教員、生徒をつなぐ「HUBaGoodTime〜産官学民をつなぐ青春応援隊!〜」をテーマに活動を続けてきた。
学校所在地である大磯町との連携強化を図るため、PTAの活動方針や事業計画を町と共有。町長への表敬訪問などを行ってきた。
全国的に見ても海との距離が近い立地に校舎があることから、津波等が発生した場合の緊急避難場所として使用に関する協定を大磯町と結んでいる(株)ノジマの研修施設「ノジマ大磯スクウェア」を、生徒たちが帰宅困難となった場合の避難場所として使用できるようにするなど連携。8月には、PTAと生徒有志が、町危機管理課と協働でノジマ大磯スクウェアで防災宿泊研修を実施し、避難所の設営などを実践した。
同校PTAでは他に、駿台予備校等の学習機関と連携し、最新の受験情報や傾向などを共有する保護者説明会を開催したほか、東海大学生による部活指導、生徒の約7割が自転車通学であることから大磯警察署と連携した交通安全啓発を行うなど、積極的な活動が評価された。常盤会長は「大磯高校の生徒たちに、ここで過ごした3年間を誇りに思って人生を歩んでほしいと取り組んできた。保護者自身も、新たな挑戦をして共に育つ3年間になれば」と話していた。
大磯高校PTAは、今年6月に神奈川県高等学校PTA連合会定期総会で「学び、行動するPTA団体表彰」も受賞している。