北九州下関フェニックス、5点差を追いつくも力尽きる 火の国サラマンダーズに7-9で惜敗(2025年5月23日)
2025年5月26日(金)、北九州下関フェニックスは北九州市民球場で火の国サラマンダーズと対戦し、7対9で惜しくも敗れた。一時は5点差を追いつくなど、粘りを見せたフェニックスだったが、最終回に突き放され力尽きた。
3回表に先制されたフェニックスだったが、その裏すぐに反撃。中田航大の逆転3号2ランで試合をひっくり返した。しかし、2回まで無失点に抑えていたフェニックスの先発・荒巻千尋が4回に6点を失い、再度逆転を許す苦しい展開となった。
「今日の攻撃面は今年一番の出来」と平間隼人兼任監督が試合後に振り返ったように、序盤の大量リードにもフェニックスは慌てなかった。4回、一死二、三塁から漁野海人が2点タイムリーを放つと、6回には中田の犠牲フライと杉森慎太郎のタイムリーヒットでさらに2点を追加。そして8回、盗塁で三塁に進んだ河野颯太を漁野の犠牲フライで迎え入れ、フェニックスは土壇場で7対7の同点に追いついた。
最終回のマウンドを託されたのは、平間監督が守護神に据える行木俊。今季ここまで9試合で自責点ゼロと安定感抜群の右腕だった。この日も変わらぬ粘りを見せたが、味方の守備の乱れから二死一塁とされると、三連打を浴びて2点を勝ち越された(自責点はゼロ)。
9回裏、反撃に出たいフェニックスは、今日2安打の杉森慎太郎からの好打順だったが、三者凡退に倒れ試合終了。中盤の大量失点を執念で追いついたものの、あと一歩及ばなかった。
火の国 001600002 │9
北九州 002202010 │7
【火の国】 ワンディー、田島和礼、波多野陸哉、福田翔大ー有田光輝
【北九州下関】 荒巻千尋、高井亮介、木戸敬士、中村総一郎、行木俊ー霜門佑哉、宮原滉希、松田政大
[本塁打]中田 航大(北)
[二塁打]有田 光輝(火) 杉森 慎太郎(北)