【2025年】愛染まつりの楽しみ方ガイド!元・愛染娘が徹底解説!
大阪で一番早くやってくる夏の風物詩「愛染まつり」が、今年もやってきます!
2025年の開催は【6月30日(月)~7月2日(水)】の3日間。「どんなお祭り?」「見どころは?」という方に向けて、元・愛染娘の私、あやめしが、今年の見どころをぜんぶ教えちゃいます!愛染まつりがより一層楽しめるよう、徹底解説しますよ~!
愛染まつりの基本情報
愛染まつりとは?
愛染まつりとは「大阪三大夏祭り」のひとつ。「大阪の夏祭りは愛染さんに始まって住吉さんで終わる」と言われる、大阪の夏のスタートを告げる一番早い夏祭りです。聖徳太子の時代から続いているこのお祭りは、大阪市の無形文化遺産にも登録されています。毎年変わらず、6月30日~7月2日の3日間に開催されます。
2025年は月曜日、火曜日、水曜日の平日開催です!
開催場所
開催場所は、四天王寺の支院、愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん)。593年に聖徳太子によって建てられた歴史あるお寺です。
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愛染娘について
愛染まつりの期間中、様々な役割を担い、お祭りを盛り上げる一役を担っているキャンペーンガールが愛染娘です。毎年一般公募で、書類選考の一次審査と面接による二次審査を経て、約10名が選ばれます。
「愛染まつり」と「愛染娘」については関連記事でも詳しくご紹介しています。
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愛染娘さんたちはお祭りの期間中、パレードやお守りの授与、メディアの取材対応など大忙しです。愛染娘さんたちがどんな活躍をされていたのかも含めて、早速見ていきましょう。
見所①宝恵駕籠パレード(6/30 12:00頃~)
愛染まつりの初日、6月30日の正午から開催されるのが、お祭りの目玉とも言える宝恵駕籠(ほえかご)パレードです。
てんしばでの出発式
まずはパレードの出発式に向けて愛染堂を出発。
到着したてんしばでは出発式の様子を見ようと既にたくさんの人が待ち構えています。
まず最初に行われたのは、「堺すずめ踊り 仲囲巣連(ないすれん)」の方々による演舞。笛や太鼓などの鳴り物に合わせて披露される演舞に、観客はみなくぎ付けです。
演舞の後は、会長からご挨拶。
愛染娘さんたちもひとりひとり自己紹介が行われました。
出発式の最後には、1番駕籠の駕籠上げが行われます。シャッターチャンスなので、毎年多くの方が駕籠に乗る愛染娘さんにカメラを向けています。
谷町筋を北上
出発式を終えた後、愛染娘さんたちは宝恵駕籠に乗り込みます。
出発式が行われたてんしばから愛染堂まで、谷町筋を北上して行われるパレードのスタートです!
パレードの先頭は、「摂州地車囃子(せっしゅうだんじりばやし)かずら」のみなさん。軽快なだんじり囃子でパレードを盛り上げます。
その後ろに、愛染娘を乗せた宝恵駕籠が4台連なります。
宝恵駕籠と宝恵駕籠の間には、今年の愛染娘さんや、愛染娘OGが、「愛染さんじゃ、ほーえーかーご、べっぴんさんじゃ、ほーえーかーご、商売繁盛、ほーえーかーご」と掛け声を出しながら歩きます。
例年、沿道には多くの方が詰めかけ、パレードを一目見ようと大変賑わいます。
梅雨時期の蒸し暑さの中でも、笑顔で手を振る愛染娘さんたちの姿に、毎年多くの人が元気をもらっています。
多宝塔の前で駕籠上げ
パレードの終着点、愛染堂に到着した後は、いよいよお待ちかねの駕籠上げの時間。
境内の裏にある多宝塔の前には、始まる前から多くの方がスタンバイします。
ここでも改めて、愛染娘さんたちひとりひとりによる自己紹介が行われた後、いよいよ駕籠上げのスタートです!
力持ちの愛染男組のみなさんによって、担ぎ上げられた駕籠は、またしても「愛染さんじゃ、ほーえーかーご」の掛け声と共に揺らされます。
愛染娘8人のうち、4人の駕籠上げを終えた後は、愛染男組のみなさんの小休憩もかねて、愛染堂の山岡住職からお話があります。
愛染まつりの歴史について、今年の愛染まつりについて、そして今後も長く続くお祭りにしていきたい旨が語られます。
途中に小休憩をはさみ、後半の駕籠上げも行われる予定です。力自慢の愛染男組が、愛染娘を乗せた駕籠を力強く持ち上げます。
駕籠に乗る愛染娘さんたちは、実はかなりの揺れを感じているのです。右手で身体を支えながら、駕籠から身を乗り出して手を振る愛染娘さんたち。
みなさんとっても素敵な笑顔です!
全員の駕籠上げが無事に終了し、愛染娘さんの掛け声のもと、大阪締めで締めくくられます。
見所②夏越しの祓え大法要(6/30 15:00~)
30日の15時からは、総本山四天王寺の僧侶の方々が愛染堂に集い、夏越しの大祓え大法要が行われます。無病息災などを祈って厳修され、その様子を多くの方が見守ります。
見所③演芸奉納(6/30~7/2)
お祭りを盛り上げる演芸奉納。宝恵駕籠パレードでも活躍する「堺すずめ踊り 仲囲巣連」や「摂州地車囃子かずら」の演舞も、期間中毎日披露される予定です。
「だんじり囃子はいつやんの?」と尋ねる方も多く、これを見るために愛染まつりに来られている方もいるのだとか!
見所④秘仏本尊の特別ご開帳(6/30~7/2)
お祭りの期間中は、普段は目にすることのできない金堂のご本尊愛染明王や、多宝塔の内部が公開されます。その姿を見ようと、金堂にも多宝塔にも、多くの参拝客の方々で列が作られます。
愛染まつりの雰囲気
露店の様子
お祭りに欠かせない露店は、参道から境内にかけてずらりと並びます。カキ氷や唐揚げ、ポテト、焼きそば、ベビーカステラなどの食べ物系から、射的や金魚すくい、スマートボールなどの体験系の露店まで。
2022年まではお祭りの規模縮小のため露店の出店が取りやめられていましたが、2023年以降は露店が復活し、毎年多くの方で賑わっています。
愛染堂の境内の様子
境内には、提灯や愛染まつりと書かれたカラフルな旗がかざられるなど、お祭り仕様に。
金堂の前には、愛染娘さんたちがお守りを授与するテントもあります。
参道から続く露店は、境内の中にも。こちらも、多くの方で賑わっていました。
夜の様子
愛染まつりは日中から行われているため、まだ陽の明るいうちから多くの方が訪れます。ですが、やはりお祭りと言えば夜。夕方17時半を過ぎた頃からは、さらに多くの方が集まります。露店が並ぶ参道は、前に進むのが大変なほどの賑わいですよ。
日が暮れると、境内に掲げられている献灯や提灯に明かりが灯され、お祭りの雰囲気を盛り上げていました。
愛染まつり限定のお守り
花守り
商売繁盛・愛敬開運などのご利益のある花守り。金堂前のテントにて、お祭りの期間中は愛染娘さんから直接購入することができます。愛染娘の髪飾りと同じ、愛染かつらのオレンジ色の花がついた花守り。かわいいですね。
愛染まつりの期間限定品でしたが、要望が多く、お祭りの期間以外でも買えるようになったそうですよ~
ハローキティのお守り袋 愛染まつりホエカゴver.
夏祭りの期間中(6月末日~7月末日)までしか手に入らないのが、「ハローキティのお守り袋 愛染まつりホエカゴver.」。愛染娘のタスキに、愛染かつらの花飾りをつけた愛染娘姿になったキティちゃんが、宝恵駕籠に乗っているデザインのお守り袋です。
似顔絵絵馬
似顔絵絵馬とは、その名の通り絵馬に似顔絵を描いて願いを叶える絵馬です。好きな人の似顔絵を描いて縁結びを祈るも良し、推しの似顔絵を描いてヒット祈願をするも良し、自分の似顔絵を描いて心願成就や商売繁盛を祈るも良しの、珍しい絵馬です。こちらはお祭りの期間以外でも買えますが、愛染娘さんから手渡しで購入できるのは愛染まつりの期間のみでした。
愛染祭特別護摩木
愛染まつりの期間中、秘仏本尊の愛染明王が特別開帳されるのに伴って、特製護摩木の受付もあります。
会場では、願い事を護摩木に書いて祈願することもできます。毎年多くの方が願いを込めて参加されています。
まとめ
毎年、梅雨の時期にもかかわらず多くの人で賑わう愛染まつり。2025年も雨天決行で開催予定です。大阪の夏の始まりを告げる伝統行事に、ぜひ足を運んでみてください!
2025年の開催は【6月30日(月)~7月2日(水)】。
ぜひ今年の夏は、愛染まつりでひと足早く“夏気分”を味わってみてくださいね!
詳細
愛染まつり開催期間 :毎年6/30~7/2開催場所 :愛染堂勝鬘院住 所 :大阪市天王寺区夕陽丘町5-36地 図 :アクセス :大阪メトロ「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅より徒歩1分公式サイト:
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