味の違いは?コンビニの「定番茶3種」を徹底比較!【セブン・ローソン・ファミマ】
どれを買うべき?コンビニの「定番茶」を徹底比較
本記事では、大手コンビニチェーン3社の「ジャスミン茶」「緑茶」「烏龍茶」を飲み比べレビューします!比較するのはプライベートブランドかつ600ml前後の以下の商品です。
コンビニ / 商品名 / 税込価格
セブン-イレブン / ジャスミン茶600ml / 116円
一(はじめ)緑茶宇治茶入り600ml / 116.64円
烏龍茶600ml / 116円
ローソン / ジャスミン茶 / 118円
緑茶600ml
烏龍茶600ml
ファミリーマート / ひろがる芳醇 ジャスミン茶600ml / 118円
にごりの旨み 緑茶600ml
香り華やか 台湾烏龍茶600ml
女性に人気「ジャスミン茶」を比較
まずは、女性を中心に人気が高く、花の香りが特徴のジャスミン茶を比較してみます。
各社で色味が全然違います!漂う香りも強さが違うので、味にも差がありそうです。
セブン-イレブン「ジャスミン茶 600ml」
セブン-イレブンのジャスミン茶は、キャッチコピーとして「華やかにひろがる香り」と書かれています。そのとおり、コップに注いぐとふんわりジャスミンの香りが広がります。
濁りはなく、澄み切った色味をしていますよ。ちなみに最高等級茶葉「銀毫(ぎんごう)」を25%使用しているのだとか。
飲んでみると真っ先に感じるのは、やはり香り!漂ってきたのとは比べ物にならないほど芳醇な香りが口いっぱいに広がります。
お茶はまろやかで、すーっと味が消えていく爽やかな味わいです。すっきりしているので、味の濃いものを食べたあとに飲みたくなりました。
ローソン「ジャスミン茶 600ml」
※現在販売されているものとはパッケージが異なります。
ローソンのジャスミン茶は、緑茶と同じく伊藤園との共同開発商品。パッケージにもロゴが描かれており、品質への自信をうかがわせます。
色はしっかり濃いめで、オレンジ色に近いです。コップに注いだだけでは、香りをあまり感じませんでした。
飲むと香りも味もやさしいのが特徴。3社のジャスミン茶の中でもっとも主張が弱めで、食事中に飲むお茶としてぴったりだと感じました!
とはいえジャスミンの風味はしっかり楽しめます。「ジャスミン茶を飲んだことがないけれど、飲んでみたい」「クセや香りの強いお茶は得意じゃない」という方でも飲みやすいジャスミン茶です。
ファミリーマート「ひろがる芳醇 ジャスミン茶 600ml」
ファミリーマートのジャスミン茶は、セブン-イレブンのジャスミン茶でも使われていた最高等級茶葉「銀毫(ぎんごう)」を30%使用しているそうです。
香り豊かな茶葉がたっぷり使われているので、コップに注いだ瞬間から香りが強い!商品名に「ひろがる芳醇」と書かれているだけあり、漂う香りからティータイムを楽しめます。
飲んでみても香りの強さはピカイチ。ジャスミン茶の香りが好きな方へは、ファミリーマートのジャスミン茶をおすすめします。味はまろやかかつ上品で、ほんのり茶葉の苦味も感じます。もっとも本格的なジャスミン茶だと思いました。
すっきりおいしい「緑茶」を比較
次は手に取る方も多い、緑茶を比較してみました。
見た目からして違うのには驚きました!味もかなり個性が出ていますよ。
セブン-イレブン「一(はじめ)緑茶 静岡茶入り 600ml」
購入した「一(はじめ)緑茶 静岡茶入り」は、北海道、東北、関東、中部、北陸エリア限定の商品。商品名にも入っているように、静岡茶を中心に東日本産の茶葉のみを使用しているそうです。
東日本で親しまれる、深蒸し茶を使っているが特徴で、明るい茶色の色味をしています。見た目はちょっと烏龍茶のよう。
飲んでみると、まろやかな旨味と香ばしさが広がります!クセや渋みはあまりなく、味の主張も強くないので、すっきりと飲める緑茶です。
香りはふんわり漂う程度なので、場所や食事の内容を問わず、いつでもどこでも楽しめます!
ローソン「緑茶 600ml」
※現在販売されているものとはパッケージが異なります。
ローソンの緑茶は、お茶のメーカー「伊藤園」と共同開発した商品。伊藤園といえば長年さまざまなお茶を販売している会社なので、味や品質もよさそうですよね。
色味は黄色に近く明るい色味で、ふんわり茶葉の香りが漂います。セブン-イレブンのものより強く感じました。
飲んでみると飲み口は甘く、そのあとに茶葉の風味や旨みが強く漂います。後味はほんのりと酸味があり、緑茶らしい若々しさを楽しめますよ。
少し味の主張はありますが、クセがあるわけではありません。お茶が好きな方や、しっかり緑茶の味を楽しみたい方におすすめです。
ファミリーマート「にごりの旨み 緑茶 600ml」
購入したなかで、唯一にごり系だったのが、ファミリーマートの緑茶「にごりの旨み 緑茶 600ml」です。パッケージからでも、見てすぐに違いがわかりますよね。
色もほかの2社の緑茶と比べて緑色に近く、コップに開けると急須で入れたかのような見た目をしています。茶葉にもこだわり、国産の一番茶葉を使っているそうです。ボトルの底には茶葉が溜まっているのも見えますよ。
飲んでみると、3社のなかではもっともまろやか!旨みが強く上品な味わいです。苦味が強めの後味で、大人な緑茶でした。
味が強い分、薄味の食事を合わせるとお茶の味が勝ってしまうかも?焼肉や中華などの味の濃い食事と相性が良さそうです。
食事中にぴったり「ウーロン茶」を比較
食事と一緒に飲んだりお酒を割ったりするのにぴったりな烏龍茶を比較します。
ファミリーマートは見た目からして違いますが……各社どのような違いがあるのでしょうか?
セブン-イレブン「烏龍茶 600ml」
セブン-イレブンの烏龍茶は、福建省の茶葉を100%使用しているそうです。香りは爽やかで、茶葉と酸味を感じさせる香りが漂います。色は想像通りのブラウン。
飲んでみると茶葉の苦味より酸味が強め。さっぱりとして飲みやすく、油物を食べた時に最適な味だと感じました。
思ったよりも味が薄く、ごくごく飲めるのがメリットです。お水の代わりに飲める烏龍茶ですよ。
ローソン「烏龍茶 600ml」
※現在販売されているものとはパッケージが異なります。
ローソンの烏龍茶は、サントリーとの共同開発商品。サントリーといえば「烏龍茶」や「黒烏龍茶」などを発売しているメーカーです。定番の烏龍茶を作っているメーカーとの商品なので期待が高まります!
3社のなかで一番色が濃い烏龍茶です。茶葉はセブン-イレブンと同様に福建省のものを使用しているそう。
飲んでみると、苦味が強めですが酸味もしっかりとあり、味全体が強め。香りこそ強くないですが、お茶の風味はきちんと楽しめますよ。
薄味が好きな方は氷を入れて飲むのもよさそう。それだけ茶葉の味を堪能できるお茶なので、しっかりとした飲みごたえが欲しい方におすすめです。
ファミリーマート「香り華やか 台湾烏龍茶 600ml」
見た目からして他社の烏龍茶と違うのが、ファミリーマート。ウーロン茶といえば濃い茶色の液体を思い浮かべますが、ファミマは薄い茶色で透き通っています。色だけ見ると緑茶に近いかも?
この商品は、台湾の凍頂烏龍茶を使用しているのが大きな特徴です。台湾の南投県にある凍頂山という場所で栽培されている茶葉で、フルーティーな香りとまろやかで甘みのある味わいが特徴なのだとか。
飲んでみると、一般的なウーロン茶とはまったく違います!香りがひときわ華やかで、飲み口は軽やか。ほかのウーロン茶にはなかった、甘さやまろやかさが楽しめます。後味に少し酸味と苦味がありますが、誰にでも飲みやすいお茶ですよ。
クセは少なくさっぱり飲めるので、夏でも飲みやすいと思います。ただし一般的な「烏龍茶」が飲みたい方は要注意。同じ「烏龍茶」ではありますが、まったく別の味わいなので物足りなく感じるかもしれません。
【早見表】コンビニのお茶の比較結果まとめ
ジャスミン茶の違いまとめ
コンビニ / 特徴
セブン-イレブン / 芳醇な香りが口いっぱいに広がるまろやかで、すっと味が消えていくすっきりしており味の濃いものと合う
ローソン / 香りも味もやさしい3社のジャスミン茶の中でもっとも主張が弱め
ファミリーマート / 香りの強さはピカイチ味はまろやかかつ上品で、ほんのり茶葉の苦味も感じる
緑茶の違いまとめ
コンビニ / 特徴
セブン-イレブン / やさしい香りまろやかな旨味と香ばしさが広がるクセや渋みはあまりない
ローソン / 甘く茶葉の風味や旨みが強い後味はほんのりと酸味がある緑茶らしい若々しさを楽しめる
ファミリーマート / 急須で入れたかのような見た目3社の中でもっともまろやか旨みが強く上品な味わい
烏龍茶の違いまとめ
コンビニ / 特徴
セブン-イレブン / 茶葉の苦味より酸味が強めさっぱりとして飲みやすく、油物を食べたときに最適な味
ローソン / 苦味や酸味が強めで味がしっかりお茶の風味をきちんと楽しめる
ファミリーマート / 香りが華やかで飲み口は軽やか甘さやまろやかさを楽しめる誰にでも飲みやすいお茶
自分好みのお茶をコンビニでゲットしよう!
比べてみると、味も香りも色も大きく差があったコンビニのお茶。それぞれコンビニに寄って特徴が大きく分かれていたのに驚きました!
セブン-イレブンは全体的に王道感が強く、食事と一緒に楽しむのにぴったりなお茶ばかりでした。ローソンはお茶の有名メーカーとの共同開発を活かし、お茶の味をしっかり楽しめます。お茶へのこだわりが感じられるファミリーマートは、唯一無二のものが多いので選ぶ楽しさもありますよ。
ぜひご自身の好みに合わせて、好きなお茶を手軽に楽しんでくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
ライター:トイ(ライター / コピーライター)