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7月5日は大谷翔平30歳の誕生日!彼が生まれた90年代のヴィジュアル系ヒットソングで応援

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2024年04月26日 ロサンゼルス・ドジャース公式戦のセレモニーにYOSHIKIが登場した日(ドジャー・スタジアム)

ドジャースの試合前のセレモニーに登壇したYOSHIKI


2度のシーズンMVP、ア・リーグホームラン王を引っ提げて、ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)という北米プロスポーツ史上最高額の大型契約を交わし、名実共にMLBのスーパースターとなった大谷翔平。その大谷選手が日本ロック界のカリスマと邂逅した。

2024年4月16日、ドジャー・スタジアムで行なわれたロサンゼルス・ドジャースの試合前のセレモニーにYOSHIKIが登場。アメリカ国歌をピアノで演奏し、喝采を浴びたのは記憶に新しい出来事だ。

YOSHIKIのYouTubeチャンネルにもアップされているが、彼の名前がコールされると球場のファンから大きな歓声があがる。アメリカ国歌を繊細かつ大胆な演奏で聴かせ、演奏前にはX JAPAN「Endless Rain」をピアノインストで披露、場内アナウンスやビジョンの映像でも観客を煽って球場を盛り上げた。僕は1ファンとして、現代のMLBでこのような “ショータイム” が見られるとは思いもよらず、興奮してつい見入ってしまった。

大谷翔平応援ソング3曲を選曲!まずはLUNA SEAから


今日7月5日は、ロサンゼルス・ドジャース、大谷翔平選手の誕生日。それを記念して、彼が生まれた1990年代のヴィジュアル系ヒットソングで応援したいと思う。

「STORM」/ LUNA SEA(1998年)
まず1曲目はLUNA SEAを推したい。応援歌でも登場曲でも曲調はポップでかっこいい方がいい。「STORM」(1998年)なんてどうだろう。

 今吹き荒れる 嵐の中
 そう抱き合って 確かめ合って
 失うものなど 何もなかったはずだね
 手を伸ばさなきゃ あの光さえつかめない
 What will it take for you
 君が望む様に 僕も望んでる
 Kiss me in the stormy…

6月半ばを過ぎ、ロイヤルズ戦において “ドジャース・ビッグ3” の一角、ムーキー・ベッツ選手が左手に死球を受け骨折、山本由伸投手も右前腕三頭筋の張りを訴えて緊急降板、共に負傷者リストに入った。暗雲が垂れ込めるロッキーズ戦。大谷選手がベッツの代わりに一番を任されると3安打1四球で打線を引っ張りチームを勝利へと導き、その翌日には20号特大ホームラン(飛距離145メートル)を放った。…逆風にさらされ前進するその姿を見て、つい「STORM」のイメージと重ねてしまった。

そもそも大谷選手は開幕前から嵐の中にいた。トミー・ジョン手術を受けリハビリを続けていた時に、今のような大活躍をできると誰が予測できただろう。信頼していた元通訳の背信行為に辛く苦い思いもした。「STORM」は真美子夫人との結婚で、そうした苦難という嵐を共に乗り越えて前に進むイメージにもぴったりハマる歌詞に思える。もちろんドジャースをワールドシリーズ優勝に導くアイコンとなって活躍する姿を見てみたい。僕たちファンが「♪君が望む様に 僕も望んでる」って想いにも繋がるわけ。

タイトルそのものが大谷を象徴しているGLAY「生きてく強さ」


「生きてく強さ」/ GLAY(1995年)
さて、大谷翔平応援ソング2曲目はGLAYの曲にしよう。大谷選手とは北海道日本ハムファイターズ、札幌ドームでの始球式に始まり、一緒に食事をするなどの親交もあると聞く。「生きてく強さ」(1995年)なんてどうだろう。タイトルそのものが大谷選手を象徴しているし、歌詞がハートにズバっと刺さってくる。まるで打球速度192キロの高速打球のようだ。とにかくこの曲は最初から最後までTAKUROさんの作詞・作曲にひれ伏してしまう。言霊の力が半端なく心に沁みてヤバい。

 生きてく強さを重ね合わせ 愛に生きる oh…
 努力が実れば そうたやすく もう迷わない

「生きてく強さ」は新潟県中越地震や東日本大震災の折、GLAYがライヴで被災者に向けて歌った曲として知られているが、東日本大震災は岩手出身の大谷選手が16歳の時に身をもって体験した自然災害でもある。当時、花巻東のチームメイトの中には家族を失った選手もいたという。お互いに力を合わせ助け合って、少年・大谷翔平はその年の夏の甲子園出場を果たした。

花巻東の応援でも聴くことができるX JAPAN「紅」


最後に、高校野球の応援歌といえば「紅」(くれない)は外せない。花巻東の応援でも聴くことができるから、高校球児・大谷翔平もこの応援歌に背中を押されたことがあっただろう。

「紅」はインディーズ時代から数えて3作目のシングル。1989年9月1日にリリースされたメジャー1作目のシングルである。正確には90年代ではないけれどヴィジュアル系ムーブメントを牽引していったX JAPANの曲だけに推しておきたい。

メジャーデビューを果たす前にYOSHIKIが設立したインディーズのレコード会社、エクスタシーレコーズは、LUNA SEAやGLAY、ZI:KILLなどを輩出しヴィジュアル系ムーブメントのパイオニアとして知られている。

パソコンやネットが身近に存在しないアナログの時代に音楽制作だけでなく、レコード作りのすべてを仕切ることは至難の技だ。そこでYOSHIKIは広告の打ち方を知るために足を運んで人に会い話を聞いて回った。レコードのプレス工場やジャケットの印刷会社とも直接交渉、写植屋、レコード店にまで駆け込んで二刀流以上の辣腕を振るっていたと聞く。彼がドジャー・スタジアムに赴いたのも、ロサンゼルスに住んでいるからだとか、気分的なものだけではないだろう。YOSHIKIは自身の経験を大谷選手の異次元の活躍に重ね合わせていたのかもしれない。

ヴィジュアル系ロックの洗練された旋律と疾走感で大谷選手を応援


2024年、大谷翔平選手はレギュラーシーズン前半を終えて、本塁打数と打率でトップをひた走り、打点もトップに肉薄してナ・リーグ三冠王を射程に捉えている。そして僕は実現不可能と思われるような夢を追い続ける偉大なるベースボール・プレイヤーに敬意を表して彼が生まれた日本のロックミュージックで応援したい気分になった。

TV-CMで使われている曲や球団スタッフが選曲した登場曲など、彼を応援するために昨今のクールなアーティストの音楽が使われているけれど、僕は、やはり大谷選手が生まれた時代のヴィジュアル系ロックの洗練された旋律と疾走感、真っ直ぐ心に響く歌詞にユニコーンが走る姿を重ねてしまうのです。

さて皆さん、試合を観るときに聴きたい、口ずさんで応援してみたい曲は見つかりましたか?

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