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コラム【本州湾岸を反時計に一周】006 盛駅から三陸鉄道リアス線④ 2024年8月25日

鉄道チャンネル

※2024年8月25日撮影

トップ画像は、恋し浜駅ホームから越喜来(おきらい)湾を見ています。鉄道の撮影、下手なカメラマン(筆者です)には曇天の方がありがたいのですが、やはり景色、特に海には太陽光が欲しくなります。

では、甫嶺駅を目指します。駅のすぐ北側にある1,045mの小石浜トンネル(6)。

※2019年4月撮影

190mの鬼ヶ沢トンネル(7)。

※2019年4月撮影

恋し浜駅から2.7kmで甫嶺(ほれい)駅。甫嶺はちょっと読み難い地名です。

※2024年8月25日撮影

トンネルに挟まれたリアス海岸特有のあまり広くない平地部分に集落と駅があります。甫嶺駅もシンプルな単式ホーム。三陸鉄道の盛土が震災の時に山側の集落を津波から守りました。

※2024年8月25日撮影

駅名標。愛称の「金のしずく」は、駅名標の背後、西側にある今出山がかつては金山だったことに由ります。平泉文化にはこのエリアに点在した金山が寄与したそうです。

※2024年8月25日撮影

ちなみに今出山を越えると出発点の盛駅があります。地図で見るとリアス線はほぼUの字を描いているのです。

甫嶺駅を出ると、甫嶺トンネル(8)745m。

※2019年4月撮影

舘トンネル(9)80m。

※2019年4月撮影

さらに泊トンネル(10)。

※2019年4月撮影

列車交換可能な島式ホームの三陸駅。甫嶺駅から2.7km。

※2024年8月25日撮影

ホームにお客さんが大勢待っています。ツアーの様です。

※2024年8月25日撮影

駅名標。ツアーの方々がホームに何人もいらっしゃったので2019年4月の写真です。愛称は「科学の光」、北里大学水産学部などがあったコトに由来しています。駅東側には震災時に津波に耐えた「ど根性ポプラ」がありますが、ちょうど駅名標左の幟の陰になっています。

※2019年4月撮影

釜石側に保線車両の引き込み線があります。

※2024年8月25日撮影

トンネルが続きます。11本目の羅生トンネル(11)1,978m。

※2019年4月撮影

川原トンネル(12)43m。

※2019年4月撮影

中井トンネル(13)120m。

※2019年4月撮影

吉浜トンネル(14)105m。

※2019年4月撮影

吉浜駅が近づきます。

※2024年8月25日撮影

三陸駅から4.6kmです。大きな駅舎には「きっぴんセンター」「大船渡市出張所・集会所」などが併設されています。無人駅です。

※2024年8月25日撮影

駅名標。愛称は「キッピンあわびの海」。高級食材として中国に輸出される干しアワビの生産地として有名。吉浜を「キッピン」と中国読みしているのかな。

※2024年8月25日撮影

駅は、旧国鉄時代に盛線の終点駅として1973年(昭和48年)に開業しました。1984年(昭和59年)三陸鉄道に継承されています。

2016年(平成28年)釜石駅から乗車した時に撮った写真。東日本大震災被災で運休していた南リアス線の復旧に合わせてネスレ日本(キットカット)の協賛で駅舎に描かれた桜の花びらが分かります。

※2016年11月撮影

次は唐丹(とうに)駅です。

(文・写真) 住田至朗

※三陸鉄道の許可をいただいて撮影しています。

※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。

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