「ジャングリア 沖縄」の全容を名護市にて登壇!株式会社ジャパンエンターテイメント 加藤 健史氏
名護市民会館にて開催された「TSUNAGU CITY 2025 in NAGO」にて、株式会社ジャパンエンターテイメント 代表取締役 加藤 健史氏が登壇。先日東京で開催された全容発表の説明や、テーマパークの紹介をしました。
先立って東京で開催した全容発表の意図
2025年1月28日に東京で開催したジャングリアの全容発表の記者発表では、多くのメディアが出席し大変な盛り上がりをみせました。発表した内容は大きく3点で、ジャングリアの開業日・コンテンツ内容・価格についてです。 まずは今回沖縄ではなく東京で先に発表を行った理由を、以下のように説明しました。 都会のテーマパークの場合、いまあるイベントに今週行くか来週行くかの意思決定が行われます。そのため情報を意思決定に近いところで出して、行く行かないの判断される認知の形成をする必要があります。 一方ジャングリアは、旅先で選ばれるテーマパークであり、意思決定の時間軸が都会のものとは若干違います。海を越えて来る旅行者が多いなかで、夏休みの旅行を企画するタイミングに合わせて、認知の露出を最大にしながらジャングリアが魅力的であるという情報を提供しなければなりません。 そのため、沖縄県外のメディアがジャングリアを取材し記事化するなどの認知の形成をするまでのスパンを逆算し日程を決定し、まずは東京でジャングリア開業についてメディアに発表しました。
コンセプトはPower Vacance!!(パワーバカンス)
「沖縄の旅が変わる、日本の観光が変わるをテーマに、ジャングリアの取組みの内容を理解いただくとともに、ぜひジャングリアの応援団になっていただきたい」との言葉を添え、コンセプトムービーにあわせて施設の紹介がされました。
ジャングリアのコンセプトはPower Vacance!!(パワーバカンス)です。 多くの旅行者は沖縄で「元気になれた」「ゆっくり過ごせた」などの気持ちになります。つまり沖縄には人を元気にさせるパワーがあるということで、パワーバカンスのパワーと、憧れの旅で、Power Vacance!!という言葉をつくりました。 そして人の本能が南国リゾートに求める価値は、興奮・贅沢・解放感であるとさまざまな調査から突き止めています。 パークすべての体験をとおして、帰りに「本当によかった」と来場者が思えるよう、ジャングリアが沖縄の旅を最高にする役割を担って、興奮・贅沢・解放感をしっかりと得られるパークの体験を準備しています。
興奮・贅沢・解放感がいっぱい!ジャングリアで体験できること
ジャングリアで体験できる興奮・贅沢・解放感は具体的にどのようなものなのかについては、以下の説明がありました。 パークには22のアトラクションと、10から15のレストラン・飲食店があります。 空から絶景を眺めたい。ダイナミックな渓谷で記憶に刻まれるスリルを体験したい。沖縄の美食を堪能したい。ジャングルを運転して駆け抜け爽快感を味わいたい。これらはすべて、旅でやってみたい旅行者の思いです。 この地域にある価値を体験に変えていくことで、ひとつは興奮、ひとつは贅沢。そしてそこから来る解放感を、地域のよさを使いながら再現して体験に変えていくコンテンツを作っています。
贅沢を感じられるアトラクションやSPA
入場するとまず大きなエントランスの展望台に出る予定です。展望台からは、八重岳が奥までずっと広がり、やんばるの大自然が一望できます。ゴルフ場跡地が緑で生い茂るように、今回新たに3万本から4万本の木を新たに植え直す作業もしています。 その空間のなか、ホライゾン バルーンで上空に上がり海と緑の景色を見る体験や、自然のコントラストを活用したSPA JUNGLIA(スパ ジャングリア)も併設し、やんばるの自然を活用し贅沢を感じられるパークの体験を提供します。
脳に刻まれるような興奮
脳に刻まれるような興奮は、ジャングリアいちおしのアトラクション、DINOSAUR SAFARI(ダイナソー サファリ)で得られます。 DINOSAUR SAFARI(ダイナソー サファリ)は、電子制御されたのりものではなく、実際にドライバーがグループの人を連れて、ジャングルのなかを駆け抜けるアトラクションです。出てくる恐竜はすべてバーチャルリアリティではなく、最先端のアニマトロニクスの技術を使いながらリアルな空間を演出します。 ドライバーがいろいろなコメントを発しながら、タイミング・気候・いろいろな状況を踏まえてパフォーマンスするので、いつ来てもどんなときでも違う体験を楽しめます。 また、小さな恐竜を探しに冒険に出るアトラクションFINDING DINOSAURS(ファインディング ダイナソーズ)など、パーク内には恐竜が数多く登場し、来場者を大いに興奮に導きます。
ほかにも超興奮できるアトラクションとして、谷を超えて飛んでいくSKY PHOENIX(スカイ フェニックス)、吊り橋を使ったSKY-END TREKKING(スカイエンド トレッキング)、そして人間パチンコのようにゴムに引っ張られながら谷間に飛び出していくようなHUMAN ARROW(ヒューマン アロー)などがあります。
エンターテイメントのショーなど
旅を最高にする体験として、沖縄を代表するヤンバルクイナを使ったショーを予定しています。沖縄に生息するたくさんの動物が出てきて、インタラクションをとおして来場者と会話するようなアトラクションを想定しています。 絶景を見ながら食事ができるダイニングや、ナイトエンターテイメントのショーも提供する予定です。 旅のやってみたいものを数多く揃え、旅行者に興奮と贅沢、そこからの解放感を提供することにより、沖縄の旅を最高にしていきたいと考えています。
チケットの二重価格導入について
チケット価格は、一般価格が大人8000円、国内在住者は6300円と二重価格を導入しました。二重価格を設定した理由は、以下のとおりです。 ジャングリアのブランド価値が高まっていくにしたがい、いずれはこのビジネスモデルを海外にも展開したいと考えています。また昨今、インバウンドが伸びるなかで、チケット価格の設定をグローバルスタンダードに合わせてセットしました。 しっかり消費者調査をし価格感度を確かめながら、海外の人がジャングリアをどの程度の価値と見ているのか調査した結果、8000円と設定しました。 一方で、日本と海外では体験に対する価値観にかなりの差があります。日本人の体験に対する価値が低いのと同時に、ジャングリアは多くの日本の方々に支えていただきながらここまで来たという感謝の気持ちを込めて、6300円と設定しました。
まとめ
高所恐怖症気味な私としては、今回のアトラクションの発表を聞いて楽しめるのか心配になりました。しかしほかにも地に足がついたアトラクションも複数用意しているとのことなので、今後の公式サイトでの発表を楽しみに待ちましょう! また、SPAは別料金で設定されているため、SPAとパークをそれぞれで楽しめます。名護市民としては温泉施設ができるのは、とってもありがたいです。自分の癒しだけでなく、子どもが部活で疲れた時や、友人が沖縄に来た際に一緒に楽しむ場所として、SPAはきっと重宝することでしょう。 あとは施設内のレストランの価格設定が気になるところ。トータル予算はいくらなのか。今後の発表にも注目したいと思います。