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【西武】渡辺久信GM兼監督代行インタビュー 今シーズンロッテ戦未勝利に「同じプロ野球選手としてのプライドがあるのか」

文化放送

7月30日放送のライオンズナイターでは、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ12回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの渡辺久信GM兼監督代行にインタビューした模様を放送した。支配下登録されたアンソニー・ガルシアの持ち味を訊いた。

――高木渉外野手に代わって1軍に昇格する選手は?
渡辺「(アンソニー)ガルシアです」

――オールスターゲームが終わってから、育成の外野手ガルシアが支配下登録されましたが、どのような背景があってガルシアが支配下登録されたのでしょうか?
渡辺「(支配下契約が可能な期限である)7月も終わりが迫ってきて、育成から支配下に誰を上げようかというところで、ガルシアがずっと真面目に一生懸命頑張ってきているというところで、彼にチャンスを与えようと思いました。今外国人がファームに落ちていますし、ここら辺でガルシアにチャンスを与えて使いたいなという感じでした」

――ガルシアの最大の持ち味は何ですか?
渡辺「ボールを強く叩いて遠くに飛ばせるというのは彼の魅力だと思うし、日本に慣れてきつつあるところもありますし、打率自体はそれほど上がっていませんが、あの体で強く振れば相手もいろいろ考えますし、ある意味(元近鉄のラルフ)ブライアントでいいと思っています。あまり三振を怖がることなく強いスイングをしてくれれば、当然ピッチャーも怖いと思います」

――後半戦の開幕カード、対日本ハム3連戦は1勝1敗1分でした。戦ってみていかがでしたか?
渡辺「ゲームの中で諦めない姿勢も出てきていると思いますし、攻めに攻めて非常に面白いゲームができたなと思います」

――渡邉勇太朗が(7月26日、日本ハム12回戦で)8回1失点の好投でしたが、評価はいかがですか?
渡辺「評価は変わらないですよ。彼はローテの中心として投げているので、若いピッチャーの中では今一番成長しているピッチャーじゃないかなと思います」

――登板翌日に(渡邉の)出場選手登録を外したのはなぜですか?
渡辺「マメです。マメがまたできたのですが(前回は右手人差し指、今回は右手中指)、できた中でももう1イニング投げたからたいしたものだなと思いました。すごいなと思いますよ」

――大事には至っていない?
渡辺「至っていないです」

――今日からいよいよロッテ戦です。先発の隅田知一郎についてはいかがですか?
渡辺「しっかりゲームを作っているところは成長しているところで、終盤の大事な部分でのピッチングが、彼が成長していくためには非常に大事になると思います。そこまで本当いいピッチングをしていて、1年目もそうだったのですが、いいピッチングをしながら勝負どころでやられて負けが増えていったというのもありますし、ただ今年は安心というか、安定感が出てきたなと思います」

――一番警戒すべきロッテのバッターは誰でしょうか?
渡辺「バッターというより、チーム自体が出来上がりつつあるというか、自己犠牲をいとわないですね。ここぞというときに右打ちをしたり、チーム全体がそういう意識を持っていて、1点を取りにいく意識を持っています。またチームが行くぞといったときにビッグイニングを作れるので、そういう部分で非常にチームが出来上がりつつあるようなそんな感じがします。うちとしてはしっかりそれを受け止めながらやっていかなければいけないと思いますし、もう何回も言っていますけど、ひとつも勝ってないというのは『同じプロ野球選手としてのプライドがあるのかな? 』と思ってしまいます。うちの選手には強く言いたいと思うし、みんなプライドはあると思うので、何とかひとつまずは勝たないと始まらないというところはあると思います」

※インタビュアー:斉藤一美アナウンサー

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