Yahoo! JAPAN

【決定版】コーヒーフィルターの代用方法まとめ。味の違いも徹底レポ!

macaroni

【決定版】コーヒーフィルターの代用方法まとめ。味の違いも徹底レポ!

違いも徹底比較。コーヒーフィルターの5つの代用方法

ドリップコーヒーを淹れるときに欠かせない「コーヒーフィルター」。この記事では、そんなコーヒーフィルターがなくても代用品でコーヒーを淹れる方法をご紹介します。キッチンペーパーやお茶パックなど身近なもので代用できますが、使用するアイテムによって抽出時間や味に違いが出るのがポイント。

この記事では、結論どのアイテムがおすすめなのか比較結果とともにご紹介します♪

代用アイテムは5種類。それぞれの違いをチェック


代用品 / 特徴 / おすすめ度

キッチンペーパー / ・身近なアイテムなので代用しやすい・コーヒーフィルターで淹れたコーヒーと似た比べてややすっきりとした味わいになる / ★★★

クッキングペーパー / ・身近なアイテムなので代用しやすい・コーヒーフィルターで淹れたコーヒーと比べてすっきりとした味わいになる / ★★★

お茶パック / ・サイズが小さいのでやや淹れにくく、2人以上の分を淹れるのはむずかしい・コーヒーフィルターで淹れたコーヒーよりやや香りが少なくまろやか / ★★☆

油こし紙 / ・再現度は高いが、キッチンペーパーと比べてメジャーなアイテムではないところがデメリット・味がはっきりとしていて、コーヒーフィルターで淹れたコーヒーと似ている / ★★☆

茶漉し / ・細かなコーヒーの場合粉が混ざっってしまう可能性がある・コーヒーの味はぼやっとしていて、香りは少なくコクも感じられない・コーヒーは粉っぽさと濁りがある / ★☆☆


結論からご紹介すると、代用におすすめなのはキッチンペーパーかクッキングペーパー。お茶パックはサイズが小さいため、ドリッパーにセットにくく淹れにくいところがデメリットです。油こし紙は常備していないお家も多いと思うため星2つにしていますが、もしお家にあればキッチンペーパーと同様におすすめですよ。

代用はできるものの、おすすめしないのは茶漉し。網目の隙間からコーヒーの細かい粉すり抜けてしまい、濁りがありぼやっとした味のコーヒーになります。

1. おすすめ度No.1「キッチンペーパー」

コーヒーフィルターはなくても、キッチンペーパーはお家に常備しているという方も多いのではないでしょうか?身近なアイテムなので代用しやすいだけでなく、どちらもパルプを原料にしているという共通点もありますよ。

キッチンペーパーは掃除やお手拭き用ではなく、水切りや油切りなど調理に使えるものを使用してくださいね。

代用フィルターの作り方

1. キッチンペーパーを横長の形になるように下から上に半分に折る
2. 1の状態でから右から左に半分に折る
3. 重なっている部分を開く
4. ドリッパーにセットする

コーヒーの抽出方法

1人分(約140ml)につきコーヒー粉を10〜12g入れ、20秒ほど蒸らしたあとゆっくりと抽出します。

キッチンペーパーで淹れたコーヒーは、コーヒーフィルターとほとんど変わりのない味わい。よく比べると、少しすっきりとしているのが特徴です。

2. 丈夫で破れにくい「クッキングペーパー」

キッチンペーパーとクッキングペーパーは似ていますが、クッキングペーパーは「フェルトタイプ」が多いのが特徴です。熱に強く、電子レンジに対応しているものも。生地が厚手のため濡れても破れにくく、コーヒーの雑味をしっかりと吸い取ってくれます。

代用フィルターの作り方

1. キッチンペーパーを横長の形になるように下から上に半分に折る
2. 1の状態でから右から左に半分に折る
3. 重なっている部分を開く
4. ドリッパーにセットする

コーヒーの抽出方法

1人分(約140ml)につきコーヒー粉を10〜12g入れ、20秒ほど蒸らしたあとゆっくりと抽出します。

クッキングペーパーはキッチンペーパーと比べて厚手ですが、味にほとんど違いは感じませんでした。少しだけクッキングペーパーのほうがすっきり感が強い印象です。どちらもコーヒーフィルターで淹れたコーヒーと似た味わいですよ。

3. まろやかな味わいに「お茶パック」

お茶パックとは、茶葉を袋に入れて簡単に抽出できるアイテムのこと。袋を広げてコーヒー粉を入れれば、コーヒーフィルターの代用として使うことができます。ただしお茶パックは一般的にサイズが小さめです。1人分のコーヒーを淹れたいときにおすすめですよ。

代用フィルターの作り方

お茶パックは袋状になっているので、コーヒー粉を入れやすいように広げ、ドリッパーにセットします。

コーヒーの抽出方法

1人分(約140ml)につきコーヒー粉を10〜12g入れ、20秒ほど蒸らしたあとゆっくりと抽出します。

お茶パックはフィルターがしっかりとしているからか、コーヒーの角が取れてかなりまろやかな味わいになりました。ちなみにお茶パックを使って、水出しコーヒーを作る方法も。コーヒー粉を入れて袋を閉じたら、水と合わせて10時間ほど置いて完成です。

水出しコーヒーの詳しい作り方はこちら▼

4. 再現度No.1「油こし紙」

油こし紙は、使用後の油をオイルポットに戻すときに使うフィルターのこと。目が細かいので、目が細かく、コーヒーフィルターと同じように抽出できますよ。

代用フィルターの作り方

1. キッチンペーパーを置く
2. 半円の形になるように下から上に半分に折る
3. 2の状態でから右から左に半分に折る
4. 重なっている部分を開いてドリッパーにセットする

コーヒーの抽出方法

1人分(約140ml)につきコーヒー粉を10〜12g入れ、20秒ほど蒸らしたあとゆっくりと抽出します。

目を瞑って味比べをすると違いがわからないほど、コーヒーフィルターで淹れたコーヒーと似た味わいでした。

5. 代用できるもののおすすめはしない「茶漉し」

茶漉しもコーヒーフィルターの代用として活用できます。しかし目が粗いものだとそのままコーヒー粉が流れてしまうことがあるので注意が必要。またほかの代用品とは違い隙間があるので、コーヒーフィルターの再現性は低くなります。

コーヒーの抽出方法

1人分(約140ml)につきコーヒー粉を10〜12g入れ、20秒ほど蒸らしたあとゆっくりと抽出します。

茶漉しは小さな粉が混ざってしまい、かなり濁った見た目に。また味はぼやっとしていて、コーヒーフィルターで入れたものとはまったく違う味わいでした。飲めないわけではありませんが、もしキッチンペーパーなどほかのアイテムがある場合はそちらで代用するのがおすすめです。

代用品とコーヒーフィルターの違いを徹底検証

抽出時間の違い


代用品 / 抽出時間

コーヒーフィルター / 1分43秒

キッチンペーパー / 1分8秒

クッキングペーパー / 1分9秒

お茶パック / 2分38秒

油こし紙 / 2分1秒

茶漉し / 1分20秒


コーヒーフィルターと比べると、キッチンペーパーやクッキングペーパーは少し抽出時間が短く、お茶パックは長くかかりました。一般的にコーヒーは抽出時間が短いと酸味が強く、長いと苦味が強く出ると言われていますが、今回は使用しているフィルターが異なるので一概には当てはまらない印象です。

キッチンペーパーやクッキングペーパーはすっきりとした味に、お茶パックはまろやかな味わいに感じましたよ。

ドリップコーヒーのおいしい淹れ方はこちら▼

コーヒーの味の違い

代用品 / 特徴

キッチンペーパー / 軽やかですっきりとした味わい

クッキングペーパー / 軽やかですっきりとした味わい

お茶パック / 香りが少なくまろやか

油こし紙 / 味がはっきりとしていて、ペーパーフィルターで淹れたコーヒーと似ている

茶漉し / ぼやっとした味のコーヒー。香りは少なくコクも感じられない液体には濁りがある


キッチンペーパーとクッキングペーパーは味が似ていて、どちらも軽やかですっきりとした味わいでした。お茶パックは香りが少ないものの、まろやかで飲みやすいコーヒーに。

一番コーヒーフィルターの味に似ていると感じたのが、油こし紙です。茶漉しはコーヒーの香りやコクを感じられず、ぼやっとした味わいになりました。

コーヒーフィルターの代用には向かないものは?

ご紹介したアイテム以外に、布やコピー用紙、ティッシュ(水に溶けないもの)などでもコーヒーを抽出することはできます。しかし口に入れるものなので、食品に使えないもので代用するのは避けるのがベター。

野菜の水切りをしたり、出汁をこしたりするときに使える「さらし木綿」は代用品としてもおすすめですよ。

代用品を覚えればコーヒーフィルターなしでもOK!

コーヒーフィルターがなくても、身近なさまざまなアイテムで代用ができます。一番おすすめなのが、再現性が高く代用もしやすい「キッチンペーパー」。味の再現度を求めるなら「油こし紙」がおすすめです。ちなみにコーヒーフィルターは100均でも購入できます。近くに100円ショップがある方はぜひチェックしてみてくださいね♪

※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。

ライター:donguri(webライター)

【関連記事】

おすすめの記事