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【福袋2025】寒波の中でも大行列! 新宿歌舞伎町「稲荷鬼王神社」の節分福袋の中身に衝撃の事実が書かれていた

ロケットニュース24

最強寒波が襲来しているという現在。2025年2月2日の節分は東京都内でも積雪の予報が出ていた。新宿は雪は降らなかったけど積雪の予報が出るだけある寒さであった。そんな寒さの中、日もとっぷりと暮れた歌舞伎町の外れに大行列が

角を曲がるまで普通だったのに……! ここだけ東新宿ののんびりとした感じとは空気が違う。漂うちょっとした非日常感は道行く人が「なんかあるの?」と囁き合うくらい。それもそのはず、行列の元は神社である。そう、新宿歌舞伎町にある『稲荷鬼王神社』の節分祭だ。

・大盛況

全国で唯一、鬼王を祀る神社である『稲荷鬼王神社』。その節分祭は18時からと、夜に開始されることも珍しい。歴史も長く、新宿区の地域文化財に指定されていることは以前の記事でお伝えした通りだ。

警備員さんによると「例年より人が多い」という今年の節分祭。17時50分に行ったら、拝殿前から参道を埋め尽くす行列が境内から出て道沿いに続いていた。私が並んだ後も行列はグングン伸びて最後尾が見えなくなっていたので、300人くらいいたかもしれない。

・節分祭の様子

そんな節分祭はこの辺り一帯が大久保村だった頃から引き継がれているもののため、「節分」というものがパッケージ化された後のイベントとは違い、儀式めいた雰囲気がある

最初は神事から始まり、年男・年女が豆を撒いた後、その豆を集めて翌朝の春留めの儀で終了となるのだ。ちなみに、豆を撒く時の掛け声は「福は内、鬼は内」。儀式自体の長さもさることながら、独自性の強さが古来の節分という感じがする。

ところで面白いのは、豆を撒いた後に福袋が手渡しで頒布されるところ。これは年男・年女が神様から頂いた福を分けるという意味があるらしいのだが、そんな福袋には一体何が入っているのだろうか?

・ゲットしてみた

神事と豆まきは30分くらいで終わり、福袋の頒布が始まったのは18時30分頃。一般人の参加は福袋の頒布をもって終了になるので、用意分が無くならなければゲットすることができる。だがしかし……

参道の中腹まで列が進んだ辺りで、拝殿の戸が閉められた。福袋は宮司さんが拝殿の中から運んでいたので、在庫がなくなったのだろうか? 周囲からも不安の声が聞こえる。

と思いきや、拝殿の脇で普通にもらえた。ほっ。頒布されていたのは福袋とみかんのセット。福袋がビニール袋なことにお手製オーラを感じずにはいられない。

・稲荷鬼王神社の福袋の中身

それにしても、持った感じ、中には複数の品が入っているのが感じられる。無料で配られているものだし、そもそも神社だし、メーカーの福袋みたいな商品とかグッズではないと思うけど、だとすると何が入ってるのか? 開けてみたところ……ほげええええええ!

出前一丁出てきた!

メインは福豆だと思われるが、他にも温泉の素やディズニーのコインケースなど、細々した品が結構入っている。「心ばかりですが」と脳内に直接語り掛けられているかのような気分になった。そんな鬼王稲荷神社の節分福袋の中身は以下の通り。

出前一丁
ディズニーコインケース
福豆
温泉の素「別府露天の宿」
米菓子「稲穂」
ポケットティッシュ
チラシ

──「グッズではない」と言ったが、チラシを見ると普通に公式グッズをネット販売しているようだ。っていうか……

益若つばさとコラボしてるゥゥゥウウウ!!

儀式だけではなく、グッズも独自路線。古来を感じる稲荷鬼王神社の節分の福袋の中身に今との接点を感じたのであった。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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