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横浜がメインのロケ地に 映画『知らないカノジョ』が公開中

タウンニュース

「別世界」の2人が語らう夜のレストランには、山下公園内の「THE WHARF HOUSE」が使われた

恋に落ちて8年、人気小説家となったリクと歌手の夢を諦めたミナミ。ケンカした翌朝、二人が出会わなかった世界が始まった―。

2月28日から全国公開中の映画『知らないカノジョ』(配給:ギャガ)。主演の中島健人さんやヒロイン役のmilet(ミレイ)さんをはじめ、公開後も連日テレビなどで目にする機会が増えているが、実は同映画のメインのロケ地は「横浜」だ。

横浜を舞台に選んだことに対して三木孝浩監督は、「この作品ではアンティークな感じや、80〜90年代のハリウッドラブストーリーの空気感を出したいと思ったので、ロケーションから醸し出る雰囲気が重要でした」と話してる。

公式HPにはロケ地マップも

中区をはじめとする横浜市内の様々な場所が、物語に登場している。2人の思い出のシーンで日本大通りや横浜中華街、象の鼻パークなどの観光地のほか、結婚式をあげたアニヴェルセルみなとみらい横浜、港北区の横浜市大倉山記念館なども。また、野毛の宮川橋が印象的なシーンに使われたり、ミナミの好物である「エッグタルト」が中華街でお馴染みの「あの店」だったりと、地元民として楽しめるポイントが多数。映画の公式ホームページにはロケ地マップが公開されているので、鑑賞後に聖地巡礼するのもおすすめだ。

初日舞台あいさつにキャスト勢揃い

公開初日の2月28日には、都内でキャストによる舞台挨拶が行われ、中島健人さん(30)、miletさん、桐谷健太さん(45)、眞島秀和さん(48)、風吹ジュンさん(72)が登壇。初日を祝って、中島さんから共演者それぞれをイメージしたオリジナル花束が贈られた。

miletさんは「たくさんの愛のかたちがあって良いと思わせてくれるし、今から未来は変えられると強く思える作品。たくさんこの映画を愛してもらえると嬉しいです」とあいさつ。中島さんは「忘れかけた大切な何かに気づかせてくれるそんな映画になっていると思います。たくさんの方に届くことを願ってます」と話した。

3月7〜9日は入場特典も

各劇場では同映画の入場特典として、公開から2週目となる3月7日(金)から9日(日)の3日間限定で、物語の大事なカギを握る、主人公が書いた劇中小説『蒼龍戦記』のデジタル小説が読める二次元コード付きオリジナルカードが配布される(なくなり次第終了)。

同作は、『ノベライズ知らないカノジョ』を書いた、映画・テレビドラマライターの久保田和馬さん=鶴見区出身=が、映画本編ではパーツでしか語られることがなかった小説を壮大な物語『蒼龍戦記アナザーステージ』として完成させたもの。その第一章は公式ホームページで公開中だが、全七章からなる完全版が先行して読める貴重な機会になっている。

野毛・都橋商店街のシーン
初日舞台挨拶の様子©2025『知らないカノジョ』製作委員会

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