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グローバルサウス市場への本格進出を掲げるコーセーがタイのトップブランドを展開するピューリ社を120億円超で買収

セブツー

コーセーは12月10日、タイを中心にエッセンシャルオイルなど「パンピューリ(PAÑPURI)」ブランドを展開するピューリ社(本社:タイ・バンコク、CEO:ヴォラヴィット・シリパーク)の株式の79.99%にあたる106万2702株を取得し、子会社化すると発表した。取得金額は120億円超。

タイはASEANでも突出した美容大国で、なかでもピューリ社が展開する「パンピューリ」はトップブランドとして知られている。ピューリ社は、古代アユタヤ王国から記録されているハーブやエッセンシャルオイルなどの植物をベースに、フレグランス、バス&ボディ、スキンケア、ホームフレグランスの4カテゴリーを展開している。2300種類に及ぶ素材を独自に組み合わせ、「真のホリスティックウェルネスとは、内面の健康と外面の美しさの調和である」という信念のもと、クリーンで効果を実感できる処方を採用している。

ピューリ社の2023年12月期の通期決算は、売上高は5億8000万タイバーツ(約23億2000万円*)、営業利益は1億1300万タイバーツ(約4億5200万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は8500万タイバーツ(約3億4000万円)と大幅な増収増益で、最終利益は前年の17倍を計上している。今期の売上高は48億円に到達する見込みだという。「パンピューリ」は現在、タイ国内の23店舗、香港の1店舗で取り扱われているが、コーセーグループに加わったことで今後はアジア圏で販路を拡大していく。

*1タイバーツ=4円換算(12月10日現在)

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