【菊池市】お姫様を助けて消えた大鯰に逢いにゆく秋散歩~菊池市旭志 乙姫神社~
菊池市旭志弁利に乙姫神社という神社があります。 そこに菊池遺産となっている「鯰様」なるものがあるという事で、それを拝みに車で向かいました。
場所は乙姫湧水近く
以前記事を書きました秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~ | 肥後ジャーナル - 熊本の今をお届けするメディアサイト (higojournal.com)こちらの乙姫湧水のすぐ近くに「乙姫神社」はあります。
駐車場はありませんので、路肩の少し広い所、合志川沿いに邪魔にならないよう車を置いて、ほんの少しだけ歩きます。
人ひとり居ない田舎道。少し不安になります。
鬱蒼とした中に鳥居が見えました。
大きく立派な鳥居です。地震により被害を受けたようですが、綺麗に立っておりました。
不思議な石群。ぽつんぽつんとした配置も何だか不思議な感じがします。
乙姫神社の史跡、という石碑。鯰様にもうすぐご対面です。どんなお姿なのでしょうか。
乙姫神社の鯰様
なななんと!階段が急すぎるし、草が生い茂ってこれは登れない!と思っていたら、
横に坂道が作ってありましたので、こちらから上がれます。かなり急な階段ですので、こちらがお薦めです。
乙姫神社の鯰様に到着しました! こちらには 「阿蘇の乙姫様が、ここの湧き水につながる近くの神社の泉を眺めていた所、突然増水した川に飲まれてしまいました。すると、大きな鯰が姫を背中に乗せて助けて、そのまま消えてしまった」というお話があり、 その鯰様がここに祀られているのです。 それから村人たちは鯰を食べなくなった、と言います。 説明 乙姫とは阿蘇神の妃神を俗に「乙姫さん」と呼ぶことからきたもので、それが社名となっており、姫井の地名もこれに由来する。神殿の南側に石像があり、女像が身体よりも多いい鯰を両手で強く抱きしめている。乙姫神社には古くからの伝説もある。 とありました。
なんだかぬるりとした感じの石像です。
大鯰にしがみついている乙姫さまの姿が!! 乙姫様を助けてから、そのまま消えてしまった大鯰の姿に出会えました。なんでしょう、どちらもかわいい感じで、見ているととても心があたたかい気持ちになる不思議な石像でした。 ただ暑い暑い夏が終わったばかりだったからか、草がとても生い茂り、あまり近くで見られなかった事が残念です。 行かれる際は長袖長ズボンを着て行かれることをお薦めします。
こちらで手を合わせます。このあたりの風景と、水が美しいのは、ここの神さまのおかげかもしれないなぁと思ったり。
中には沢山の絵などが飾られておりました。
神社を出て、道を渡れば乙姫湧水。こちらも行かれる事をお忘れなく。
以前と変わらずこんこんと湧き出る水に、安心いたしました。 乙姫様を助けた大鯰は、ここの美しい水を身体に纏い、まだどこかで生きているかもしれません。