【葵区・ワンヤ】「体が整う!」女性が集まる店 香りに誘われインドの本格スパイスカレー
ふと漂う香りに誘われ静岡市葵区の「スパイスカレーWANYA(ワンヤ)」へ。インド伝統のスパイスを使った本格カレーが味わえるお店です。「体調が整う」と女性に人気のカレーの魅力に迫ります。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも見慣れた街並みも、裏を探ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットをめぐります。今回は、葵区安倍町から国道1号線静清バイパス・羽鳥ICまで続く安西通り周辺を散策しています。
店外まで広がる香りに誘われて
安倍川を渡って安西通りを西へ。羽鳥IC東の信号を北へ入ります。
3分ほど歩いていると、足を止めたくなるほどのいい香りが漂ってきました。
その正体はすぐにわかりました。「スパイスカレーWANYA」という看板が目に入ります。
店内に入ると、さらに強烈なスパイスの香りが漂っています。まるで昆虫がワナに引っかかったような、そんな気分で香りに誘われるままに店内へ。
チキンとシーフードのあいがけカレーを堪能
オーナーの岡本宏さんがおすすめしてくれたのは、「チキンとシーフードカレーのあいがけ(1650円)」。カラフルな見た目が特徴的です。
まずはチキンカレーから一口。鼻に抜けるスパイスの香りと共に、思いのほか優しい味わいが広がります。
次はシーフードを食べると、全く別の味わい、爽やかな香りでした。
ワンヤ・岡本宏さん:
そのままの形のスパイスが入っているので、かむと途中で割れて、香りがさらに広がります
クミンやマスタードシードは粒のまま入っています。
すっと体に入り込み、整えてくれそうなカレーでした。
ところで、スパイスの香りが強いわりには辛さを感じません。
そう伝えると岡本さんは、「ところがどっこい後からきます」と笑います。
ワンヤ・岡本宏さん:
汗をかいてサウナに入ったようになります
使用しているお米は細長い形状が特徴的なインド米「バスマティライス」です。
またカレーの周りには、トマト、ダイコン、パプリカ、インゲン、そしてオレンジなどの野菜やフルーツが添えられています。
これらを途中でカレーに混ぜながら食べることで、味の変化を楽しむことができるそうです。
特に辛みを感じた時にはオレンジがおすすめ。また、ピクルスの酸味もカレーとの相性抜群でした。
付け合わせだけでサラダボールにして欲しいぐらいのおいしさ。
スパイスカレーは、本当に体の中から温まり、「体が整う」という感覚がありました。
「ワンヤ」の由来は「お茶碗」から
気になる店名の由来について岡本さんは、「器のお椀、お茶碗の椀です」と教えてくれました。
実は、元々は陶器を販売するお店として始まったのだそうです。
ワンヤ・岡本宏さん:
最初は陶器店をやろうと思ったんですけど、なかなか人が集まらないということで、食べ物を提供して来ていただいた方に見てもらい購入してもらおうと始めました
なんとカレーは後から始めたそうです。
元々自宅でカレーを作っていた岡本さんですが、「家で作るカレーが少し脂っこくて重い」と感じていたそうです。
そんな時に、たまたま読んだ本で本場インドのカレーに出会ったそうです
女性に人気の「体が整うカレー」
このお店のカレーは特に女性客から支持を得ているそうです。
リピーターの女性たちは「ここに来ると体調が整う」と言って、定期的に訪れるのだとか。
ワンヤ・岡本宏さん:
意外と女性の方が度々訪れるんですよ。なんでかなと思ったら、ここに来ると体調が整うので、定期的に友達と一緒に来てるんですと聞きました。他のお客さんも結構そういう方が多いんです
安西通りから少し入った場所にある「スパイスカレーWANYA」は、本格的なインドのスパイスを使ったカレーを味わえる隠れ家的なお店です。体調を整えたい時や、本格的なスパイスカレーを楽しみたい方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
■店名 スパイスカレーWANYA
■住所 静岡市葵区山崎2丁目35-17 メゾンヤマザキ103
■営業時間 水~金・日 11:30~14:30
土11:30~14:30 17:00~20:30(夜のみ要予約)
■定休 月・火
■問合せ 090-4028-9680