4施設のネーミングライツ、3社と契約調印 4月から5年間 名張市
三重県名張市は3月28日までに、市内4つの公共施設のネーミングライツ(命名権)を取得した3社とそれぞれ正式に契約調印を行った。契約期間はいずれも4月1日から5年間。
調印したのは、冠婚葬祭業「ベルウイング」(本社・夏見)、福祉用具販売などの「ライフ・テクノサービス」(本社・津市)、福祉用具貸与業「すなお」(本社・名張市梅が丘北)。4月からは市総合体育館(同市夏見)が「ベルウイングアリーナ」、市武道交流館いきいき(同市蔵持町里)が「ベルウイング武道交流館」、市民ホッケー場(同市百合が丘西5)が「憩いの里 ライフテクノフィールド」、市立図書館(同市桜ケ丘)が「名張市立図書館すなお」になる。
ライフ・テクノサービスの調印式は24日、ベルウイングとすなおの調印式は28日に開かれ、出席した各企業の代表者が北川裕之市長と契約書を交わした。
2施設の命名権を契約したベルウイングの岡井謙一社長は「先代から地域密着・地域貢献を大切に事業展開してきた。施設を若い方から年配の方までご利用いただき、地域の皆さま、そして市全体がより元気になることを願いたい」とあいさつした。
ライフ・テクノサービスの中川裕会長は「私も名張市の出身で、市の力になれたらうれしい。施設の名前を市民の皆さまにぜひ知っていただけたら」、すなおの石川直樹社長は「市を盛り立てていきたい。図書館はお年寄りの方々にも見ていただける一番いい場所だと思う」とそれぞれ話した。
年間の契約金額は市総合体育館が200万円、市武道交流館いきいきが150万円、市民ホッケー場が68万円、市立図書館が37万円。年間計455万円が市の収入になる。
北川市長は「応募いただける企業があるか心配をしていた。大変ありがたい」などと各代表者に感謝を述べていた。