【呪術廻戦】両面宿儺の術式「開」と「竈」等について徹底解説【ネタバレ注意】
この記事では、『呪術廻戦』の両面宿儺(りょうめんすくな)の術式、「開(フーガ)」と「竈(カミノ)」等についてネタバレ解説・考察しています。作品内の伏線や作品内の情報についてもまとめています。
この記事は最終巻までのネタバレを含みますのでご注意ください。
両面宿儺の術式
『呪術廻戦』に登場する両面宿儺は、作中最強クラスの呪術師であり、その特異な術式は多くの読者を魅了してきました。この記事では、宿儺の術式「解(カイ)」、「捌(ハチ)」、そして「開(フーガ)」と「竈(カミノ)」に焦点を当て、その能力や特徴、そして未だ謎に包まれている部分について深く考察していきます。
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斬撃を放つ「解」と「捌」
宿儺の代表的な術式は斬撃です。宿儺の斬撃は「解」と「捌」の2種類となっています。「解」と「捌」についてそれぞれ解説します。
「解」
「解」は通常の斬撃として使用され、不可視の斬撃を飛ばすことが可能です。手を包丁ように見立て少し振るだけで、伏黒恵が呼び出した式神「八握剣 異戒神将 魔虚羅やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら」に複数の深い傷を与えるほどの威力があります。
「解」の応用
人外魔境新宿決戦で宿儺は、五条悟との戦いで五条悟を死に至らしめるほどの威力を持つ「世界を断つ斬撃」を習得しました。「世界を断つ斬撃」は、魔虚羅が五条悟の無下限に適応を参考にして生み出された技で、術式対象の解釈を広げた強化された解です。宿儺は、術式対象を五条悟ではなく、術式対象を空間に広げました。空間に広げたことで、防御不可能となり、五条悟の周りの空間ごとで切断しました。
「世界を断つ斬撃」には術式を発動するための条件があります。術式を発動するための条件は「閻魔天の掌印」、「呪詞の詠唱」、「指向性の設定」の3つとなっています。
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「捌」
「捌」は呪力差や強度に応じて対象を一刀両断する能力です。術式対象に触れることで術式が発動します。少年院での特級呪霊と石流龍に対して放った技が「捌」です。両者ともに宿儺は三枚に卸すつもりでしたが、少年院の特級呪霊は三枚以上に斬られ、石流龍は1つ傷を負った程度で完全には斬られませんでした。このように対象の強さによって与えるダメージは異なります。
「捌」の応用
応用技として、斬撃を蜘蛛の巣のように広範囲に放つ「捌」「蜘蛛の糸」があります。宿儺が伏黒恵に受肉した後、虎杖や真希らと戦闘になります。宿儺は虎杖や真希らとの戦闘で「捌」「蜘蛛の糸」を使用しました。「捌」「蜘蛛の糸」は、捌の斬撃を蜘蛛の巣のように広げ広範囲を切り刻む技であり、コンクリートの地面をも細かく切り刻むことが可能なほどの威力を持っています。
炎を操る「開]と「竈」
炎を操る術式である「開」と「竈」について解説します。
「竈」「開」
渋谷事変で漏瑚との戦いの中、初めて使用され、謎の詠唱「■」とともに炎を弓矢のような形状で放出しました。謎の詠唱「■」は「竈」であることが判明しました。「竈」は文字通りの物を煮炊きする場所を指しており、竈から炎を引き出しています。「竈」「開」は万死の炎を操る術式だと考えられます。
発動条件
発動回数が少ないため、「竈」「開」は奥義であり、発動条件があると考察します。「竈」「開」は「解」と「捌」を発動してからでないと発動できません。領域展開「伏魔御厨子」展開中には、斬撃で粉塵化した物質に爆発性の呪力を帯びさせ、超火力を誇ります。魔虚羅を一撃で葬り、新宿一帯を更地にするほどの威力があります。
領域展開「伏魔御厨子」
宿儺は、強力な領域展開「伏魔御厨子(ふくまみずし)」を使用します。結界で空間を分断せず、生得領域を具現化する神業とされています。最大半径約200mの範囲に必中効果を及ぼします。渋谷事変では、伏黒恵への影響を考慮して140mに縮小しました。範囲を自由に変更できます。必中効果範囲内の呪力を帯びたものには「捌」、呪力がないものには「解」が絶え間なく浴びせられます。
反転術式
宿儺の反転術式について解説します。
反転術式の治癒能力
宿儺は、反転術式を扱えます。失った腕を生やすだけでなく、心臓を作れるほどの驚異的な治癒能力を持っています。
現に宿儺は、少年院での任務中、虎杖の肉体を乗っ取っていた際に彼の心臓を抜き取りました。しかし、死後数時間経って、宿儺自身の反転術式を用いて虎杖の心臓を修復し、彼を蘇生させました。
さらに人外魔境新宿決戦では宿儺は、真希に釈魂刀(しゃっこんとう)のレプリカで胸を刺されましたが、その傷も反転術式で治療しました。
治癒能力の精度
宿儺は魂をも治癒できます。釈魂刀は単に物理的な対象を切断するだけでなく、魂そのものを切り裂きます。釈魂刀による傷の治療には、魂の形を修復する必要あり、通常の反転術式とは異なる、特別な処置が必要となります。宿儺は釈魂刀で負った傷を修復しているため、宿儺は魂の輪郭を知覚しており、反転術式で回復できました。
宿儺の反転術式は、五条悟を除いた他の呪術師と比べても別格で非常に高い精度を誇ります。
2つの術式
宿儺は斬撃の術式と炎を操る術式の2つを持っています。術式は基本的に先天的に刻まれており、術師も呪霊も1種類の術式を持ちます。虎杖や羂索らは例外であり、後天的に術式が刻まれたものです。宿儺は2つの術式について解説します。
2人分の術式
お笑い芸人のケンドーコバヤシさんの番組で「漫道コバヤシ」という番組があります。ケンドーコバヤシさんの大好きな漫画家に会いに行く漫画好きの番組です。2021年2月27日の放送で作者の芥見先生が登場し、宿儺が2人分の術式を持っていることが判明しました。ケンドーコバヤシさんが
『両面宿儺』は2人分の能力がある?』
という問いに対して、芥見先生は
『あ…そうですね…』
と答えています。
2つの術式を持っている理由
宿儺が2つの術式を持っている理由には、宿儺は本来双子で産まれる運命であったことが挙げられます。しかし、宿儺は、母親が栄養不足であり、宿儺自身が栄養不足にならないために親のお腹の中で片割れを喰らいました。その際、片割れが持っていた術式が宿儺に刻まれた可能性が高いです。
斬撃の術式と炎を操る術式はどちらが宿儺の術式であるかについては判明していません。
宿儺の術式と料理
宿儺にとって、料理は術式に強い影響を与えていると考えられます。宿儺の術式と料理との関係について解説します。
宿儺の趣味
宿儺の趣味は食べることです。宿儺は以下のような発言をしています。
『呪霊の肉などつまらん!人は!女はどこだ!! いい時代になったのだな
女も子供も蛆のように湧いている』
出典: www.amazon.co.jp
母親のお腹の中で片割れを喰らったことの影響は大きいと考えられ、宿儺は人間を好んで食べていました。特に女や子供を好んで食べていたと考えられます。
さらに裏梅は人間を調理するために料理人として雇っていました。
『三枚に卸すつもりだったが』
出典: www.amazon.co.jp
石流龍に対しての宿儺のこの発言からも人間は強さに関わらず、食材としてしか見ていないことがわかります。
宿儺の術式と料理の手法の関係性
宿儺の術式は料理の手法に使われるものが多いです。斬撃の術式と炎を操る術式は「斬る」、「捌く」、「炎」という料理の手法を表しています。「解」は解体、「捌」は捌くという調理で使う言葉が由来である可能性が高いです。さらに「竈」はかまどを意味していると考えられます。「竈」は「解」と「捌」の調理工程を経ないと使用することができない術式です。
伏魔御厨子のと料理の関係性
伏魔御厨子は厨房を意味していると考えられます。伏魔は悪魔の場所を意味しており、呪いの王である宿儺自身を表しています。
御厨子とは貴人の家の台所で働く女性を意味しますが、御厨子所は貴人の家の台所という意味です。伏魔御厨子は御厨子は後者の台所を表していると考えられます。
また、厨子は、台所で使われる棚を意味しており、食器や調理器具を収納する棚のことであり、食器や調理器具は「竈」や「捌」などであると考えられます。
以上のことから伏魔御厨子は呪いの王である宿儺の台所であり、術式を収納していると考えられます。
伏黒恵の術式と完全体への変貌
伏黒恵の術式の使用と完全体へ変貌した宿儺について解説します。
伏黒恵の術式
宿儺は伏黒恵に受肉後、伏黒恵の術式である「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」を使用しています。宿儺は伏黒恵よりも「十種影法術」を上手に使いこなしています。
完全体への変貌
宿儺は伏黒恵に受肉後、残りの指を取り込みました。人外魔境新宿決戦では、姿を1000年前のように4本の腕、2つの口という完全体に変貌しました。4本の腕と2つの口を駆使し、詠唱をし、掌印を結びながら複数を相手にすることを可能としました。
まとめ
以上、両面宿儺の術式に関する考察や既出情報についてまとめました。
両面宿儺の術式は、斬撃と炎という2つの術式を持ち、領域展開や反転術式も使いこなす強力なものです。特に、料理との深いつながりは宿儺の術式を理解する上で大切な要素であります。宿儺の能力や特徴には未だに謎に包まれている部分はあります。呪術廻戦の世界では、最強の敵であり、重要な人物です。
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