キユーピーと渋谷未来デザイン「SHIBUYA Urban Farming Project」発足 緑地化と生物多様性を促進
「キユーピー×渋谷未来デザイン」渋谷らしいコミュニティ形成と新たな食文化の実現を目指して
一般社団法人渋谷未来デザインと、渋谷区のS-SAP(シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー)協定締結企業であるキユーピー株式会社が、都市の緑地化と生物多様性を促進しながら、渋谷らしいコミュニティ形成と新たな食文化を実現する「SHIBUYA Urban Farming Project」を発足した。
都市で野菜を育て、収穫し、食べる「アーバンファーミング」は世界的に生まれている潮流。都市部においては、将来訪れるかもしれない野菜不足や温暖化、緑地の減少などの環境問題が顕在化している。
SHIBUYA Urban Farming Projectは、都市に住む私たちができることは何かを考え、渋谷区内でのFARMの設置支援や、地域団体との連携による食育活動、地域住民が参加できるイベントなどを実施していくとしている。
アーバンファーミング(都市型農業)を通して都市の緑地化と生物多様性を促進しながら、渋谷らしいコミュニティ形成と新たな食文化の実現が目的だ。
新しいカルチャーを創発し、渋谷未来デザインが掲げる「人・企業・都市を繋ぐイノベーションプラットフォームとして、渋谷の可能性を開拓すること」をこのプロジェクトを通して体現していきたいとしている。
また、プロジェクト発足にともない、SHIBUYA Urban Farming Projectに賛同するパートナー企業・団体の募集も開始している。
キユーピー株式会社
経営推進本部 サステナビリティ推進部長
浜北剛氏 コメント
「キユーピー マヨネーズは、2025年に100周年を迎えます。このマヨネーズ100周年という節目は、私たちが、アーバンファーミングを始めるための後押しとなりました。私たちが、アーバンファーミングに取り組む理由は3つです。
1.キユーピーグループ2030ビジョンに掲げる『食生活メーカー』を実現できる取り組みである
2.『サラダのリーディングカンパニー』として事業とのかかわりが深い『農』をさまざまな形で支援できる
3.ヒトと地球のサステナブルな未来に貢献できる
次の100年に向けた第一歩は、私たちの本社のある渋谷から始めます。1企業のみでアーバンファーミングに取り組むのではなく、コンソーシアム形式にしたことにより、より大きな効果を生み出すことができると考えます。ヒトと地球のサステナブルな未来を創るモデルを、まず渋谷から一緒につくっていきましょう」
一般社団法人渋谷未来デザイン
理事・事務局長
長田新子氏 コメント
「渋谷区のS-SAP企業であるキユーピー社とともに”アーバンファーミングプロジェクト”を始動します。私たち渋谷未来デザインは、社会的課題に対する解決策をデザインし、オープンイノベーションを通じて可能性を広げる産官学民連携組織で、渋谷から新たなカルチャーとソーシャルイノベーションを生み出すため、積極的に活動しています。
世界的な潮流であるアーバンファーミングが国内でも広がりを見せているいま、私たちは都市での課題を包括的に解決しつつ、行政、企業、地域をつなぐ共創型プロジェクトで、"都市で育む"、"環境貢献"、"コミュニティ形成"という価値を追求し、持続可能な社会への貢献を目指します。
この活動を通じて、専門家を交えて都市の未来像を議論し、形にしていくことを目指し、みなさまとともにイニシアチブを具体化していきたいと考えています。パートナーとしてのご参加を心よりお待ちしています」
「SHIBUYA Urban Farming Project」概要
主催:一般社団法人渋谷未来デザイン/キユーピー株式会社
後援:渋谷再開発協会/渋谷区観光協会(申請中)
特別協力:プランティオ株式会社
活動内容
アーバンファーミングの推進
渋谷区内でのFARMの設置支援。農的活動による環境貢献度(CO2削減量など)の可視化。
勉強会・ツアーの実施
国内外のアーバンファーミングについて学び、渋谷でのアクションを議論。
地域団体との連携による食育活動
小・中学校や地域での農体験と食育活動の実施。
イベント活用
収穫体験から喫食体験イベント開催や、地域イベントへの出店。
お問い合わせ先/キユーピー株式会社
https://www.kewpie.com/