カーリング男子日本代表・阿部晋也が挙げた収穫と課題、パンコンチネンタル選手権で準優勝
準決勝でカナダ撃破し「一歩進めた」
11月2日までカナダ・ラクームで行われていたパンコンチネンタルカーリング選手権大会(PCCC)2024で準優勝した男子日本代表の阿部晋也(44)が5日、オンライン会見に出席した。
パンコンチネンタル選手権は、2022年に世界カーリング選手権大会の予選地域、アジアパシフィックゾーンとアメリカゾーンを統合して開催されることになった大会で、統合後に男子日本代表が銀メダルを獲得するのは初めて。決勝で中国に4-6で敗れたものの、世界選手権出場枠を確保した。
阿部は「優勝はできなかったが、目標としていた世界選手権出場とともに決勝に残ることができ、一定の成果は残すことができた」とホッとした様子。準決勝では、2006年トリノオリンピック金メダル、2022年北京オリンピック銅メダルに輝いたカナダのチーム・グシューを破り、「今まで勝ったことのない相手だったので、主導権を失うことなく勝てたことは、僕自身にとってもチームにとっても一歩進めたと思う」と手応えをにじませた。
一方、決勝で敗れた中国に対しては「マークはしていたが強かった。若手との融合がうまく進んで脅威」と警戒。「細かいミスをつけこまれたので、精度を上げて全員が同じイメージを共有できるかは僕らが勝っていくために必要。真剣勝負で海外チームと戦って新たな経験値を得られた」と課題と収穫を挙げた。
来年2月には横浜BUNTAIで日本カーリング選手権大会横浜2025が行われる。「日本選手権優勝は毎年一番の目標に掲げているので、横浜に向けてチーム一丸となって頑張っていきたい」と北海道コンサドーレ札幌として連覇したい意気込みを示した。
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記事:SPAIA編集部