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宮沢賢治の『風の又三郎』を朗読と歌、和楽器による生演奏で描写する「和楽 朗読劇」を上演 宮原浩暢(LE VELVETS)ら出演

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和楽 朗読劇 『風の又三郎』 和太鼓・三味線・筝 語り・歌でつづる 宮沢賢治の世界

2024年10月25日(金)~27日(日)東池袋 あうるすぽっとにて、和楽 朗読劇『風の又三郎』が上演されることが決定した。

『風の又三郎』は、発表から今年でちょうど90年を迎えた、宮沢賢治の短編小説。

ある風の強い日、小さな小学校に転校してきた不思議な少年・三郎が、その子を風の神の子ではないかと疑う地元の子らにやがて受け入れられ、様々な刺激的行動の末に去っていく物語。よそ者である三郎と、一郎を始めとする地元の子どもたちとの間でおきる様々な行動の中で芽生えていく心象風景が、現実と幻想の交錯として描かれていき、最後に切なさも残る作品。

今回は、俳優による朗読と歌に、風などの自然描写や子どもたちの心象などを太鼓・三味線・筝という和楽器による生演奏で描写する、“和楽 朗読劇”としておくる。

謎めいた都会的な匂いを持つピュアな三郎少年には、セクシーなバリトンでミュージカル出演やヴォーカルグループ「LE VELVETS」(ル ヴェルヴェッツ)のメンバーとしても活躍中の宮原浩暢、村の子どもたちから一目置かれピュアでよそ者をも信じる一郎少年には、数々の歌舞伎公演に出演する傍らテレビドラマやバラエティでも活躍する歌舞伎俳優の市川猿弥、三郎を「風の又三郎」だと疑っている村の少年・嘉助には、ストレートプレイからコメディ、ミュージカル、小劇場、時代劇と多ジャンルの作品で活躍中の室たつき、子どもたちを大きく包む村の大人たちを、元宝塚歌劇団花組トップスターで退団後も舞台、コンサート、テレビ、CMと多方面で活躍する髙汐 巴が読み演じる。

宮原浩暢(LE VELVETS)

市川猿弥

室たつき

髙汐 巴

演奏は、新内節冨士元派七代目家元で、歌舞伎座や国立劇場等に出演するほか、様々な劇伴音楽の作曲も手掛ける新内多賀太夫(三味線)、第22回賢順記念くるめ全国筝曲祭全国筝曲コンクール銀賞(福岡県知事賞)を受賞した金子展寛(筝)、『Drum TAO』『鼓童』を経て、和太鼓、篠笛を始めとする和楽器演奏や作曲、舞台演出、さらには「まといの会」を主宰するなど多彩に活躍中の神谷俊一郎(和太鼓)が勤める。

新内多賀太夫(三味線)

金子展寛(筝)

神谷俊一郎(和太鼓)

劇中での三郎と一郎の歌や、嘉助の太鼓など、異ジャンルのキャストの顔合わせで上演する朗読劇に期待しよう。

【あらすじ】
谷川の岸にある小さな学校では1年生~6年生までが、たった一つの教室で一緒に学んでいた。
青ぞらで風がどうと鳴るさわやかな9月1日、高田三郎という赤毛の目立つ、標準語に近い言葉を話す謎めいた少年が転校してきた。三郎は、地元の子どもたちから、「風の又三郎」=風の神の子ではないかと疑念をもたれながらも受け入れられていく。
6年生の一郎は、皆から一目置かれている級長で、三郎=「風の又三郎」説を信じない側に立ち、友好的に向き合って接する。
子どもたちは一緒に学び遊んで、馴染んでいくのだが、強風荒れる9月12日、三郎は別れを告げる機会もなく、別の学校に転校していった——

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