箱根町 人材支援事業の成果を発表 採用数は目標超える
(一財)箱根町観光協会が主管する2024年度の「箱根地域の人事部」事業の最終報告会が4月9日、箱根町役場で行われ、地元事業者や金融機関、人材系企業など約40人が参加した。
町内の宿泊施設や飲食・土産物店、美術館など観光関連事業者を対象に、人材不足の改善を支援する同事業。昨年7月から、採用・育成・定着の各プロセスにおいて、勉強会や新人研修、採用Webページ「はこワク!」を活用した人材獲得の支援に取り組んできた。採用目標を36人に設定していたが、実際には54人の採用につながった。
また報告会では、25年度の新たな取り組みとして、地域企業が一体となって外部合同説明会へ参加する体制の構築や、箱根の魅力を伝えるオンラインセミナーの開催、高校生が企業を取材し発信する広報企画の案などが示された。
事業リーダーの小川尊也さん((株)一の湯代表取締役社長)は「25年度も形を変えながら継続し、地域の人材不足に新たな一手を打っていきたい」と話す。