防災セミナー 学校と地域の関係密に 避難所運営を指南
東日本大震災の際に2000人以上が避難した茨城県日立市立久慈中学校の当時の校長、石川善憲氏が2月22日、逗子市主催の市民防災セミナーで登壇した。
石川氏は避難所運営の初動は駐車場作りが重要だったと解説。車がきちんと出入りできることで、安心して避難所にいることができたと語った。また、学校と地域の日頃からの関係が非常に大切だと強調した。祭りが盛んな同地域では顔見知りが多く、中学生も避難所での炊き出しやトイレ掃除などを積極的に行っていたという。さらに、本やおむつを準備するなど女性目線が大切だと話した。