【沼津港遊覧クルーズ】カモメと戯れる30分の船旅 富士山絶景と「さば焼きおにぎり」
静岡・沼津港で遊覧船に乗れば、富士山と巨大水門「びゅうお」の裏側という穴場スポットが見られます。遊覧船の待ち時間には、地元食材にこだわった「さば焼きおにぎり」を堪能、海鳥へのエサやり体験までできる30分の船旅を満喫しました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ沼津港遊覧クルーズのチケット売り場
静岡県屈指の人気観光地である沼津港周辺は、多くの観光客で賑わっており、さまざまな店舗が立ち並んでいます。
そんな沼津港で目を引いたのが「富士山 深海 遊覧クルーズ」の看板。
「日本一3776m」の富士山を眺めながら、「日本一2500m」の深海をクルーズし、さらに「カモメと遊べる」と書かれています。
クルーズができると知り、早速チケット売り場へと向かいました。
乗船までの待ち時間に「さば焼きおにぎり」
クルーズの乗船時間までまだ余裕があったため、チケット売り場も兼ねている「ひものセンター」の店内を見せてもらいました。
店内には沼津の名産品であるアジの干ものをはじめ、キンメダイの干ものなどお土産がずらりと並んでいます。
また、沼津のクラフトビールなども販売されていました。冷蔵庫には各種ビールがびっしり。
沼津市内にある全てのクラフトビール会社の商品がそろっているんです。
そこで目に留まったのが「さば焼きおにぎり(350円)」という店の看板商品です。
沼津ブランドに認定されているサバの干ものがたっぷり入った、このお店でしか味わえない一品です。
実際に食べてみると、サバのうま味と油が絶妙。ご飯とよく合い絶品です。
ご飯は焼きおにぎりになっているので、外側がカリカリっと香ばしい。
ちどり沼津港ひものセンター・大川隆久さん:
この店で販売しているサバのしょうゆ干しをおむすびにしています。沼津の大平で作ってる駿河の極みというお米を使っていて、そして清水で加工しているノリを使っています
おにぎりの表面に塗られているのは「伊豆みそ」、地産地消を意識したおにぎりでした。
だし茶漬にできる裏ワザ
ここで気になったのが、おむすびと一緒に出てきた空のカップです。
ちどり沼津港ひものセンター・大川隆久さん:
まだこれからお楽しみがあるんですよ。お茶漬け風味の食べ方ができます
客席の一角に置かれたポットにはタイだしスープが用意されています。
さらに、このおにぎりには裏技があって、店内で試飲できるマダイのだしと合わせると、なんとだし茶漬けに変身!
一度で二度おいしい食べ方ができるんです。
実際にタイのだしをかけて食べると、サバのうま味とタイだしが絶妙に合わさり、全く別の料理に。体に染みる一杯でした。
水門「びゅうお」の裏側を見られる遊覧船
小腹も満たされたところで、遊覧船の乗車時間となりました。
「沼津港遊覧クルーズ」は、港を飛び出し、約30分間かけてぐるっと一周、我入道公園や沼津御用邸記念公園方面へと周遊します。
駿河湾と富士山の絶景を楽しめるコースです。
料金は大人1500円、子供750円です。
船に乗り込むと、すぐに遊覧船ならではのスポットを発見することができました。
それは、沼津港のシンボルである巨大水門「びゅうお」の裏側です。
この水門を真下や海側から見られるのは、遊覧船ならではの貴重な体験。
通常は見ることのできない角度から、水門の構造を間近で見ることができます。
海の上でカモメのエサやり体験
沖に出るとやってきたのは、たくさんの海鳥たち。
遊覧船からカモメへのエサやりができるんです。エサは1つ100円で販売しています。
通常はエサを投げて与えるのですが、上級コースとして「手渡し」にも挑戦することができます。
ちどり沼津港ひものセンター・大川隆久さん:
ちゃんとタイミングが合えばカモメがパクっと食べてくれます
実際に手渡しで食べさせるのは少し難しいのですが、エサを投げて与えると、カモメたちが空中でキャッチしてくれます。その様子は迫力満点でした!
地元クラフトビールで乾杯
最後はクルーズ船に先ほどのお店で買った沼津のクラフトビールを持ち込んで乾杯。
潮風に吹かれながらの一杯は格別です。
沼津港周辺は、観光、グルメ、体験と三拍子そろった魅力があふれています。
いつ訪れても楽しめる場所なので、皆さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
■店名 ちどり沼津港ひものセンター(遊覧船チケット売り場)
■住所 静岡県沼津市千本港町128
■営業時間 09:00~17:00
■定休 なし
■問合せ 055-962-7537
■駐車場 あり