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岩塚製菓(新潟県長岡市)が自然栽培米「天神谷米」を収穫、新入社員も手作業で稲刈り

にいがた経済新聞

稲刈りの様子

参加者は手作業での稲刈りに汗を流した

岩塚製菓株式会社(新潟県長岡市)が10月2日、自然栽培米「天神谷米」の稲刈りを行った。里山元気ファームでの販売ほか、今年は新潟味のれん本舗でも通信販売をする予定。

岩塚製菓は、JAえちご中越や有限会社ファームリンクル(同)などと共同で「天神谷米」の栽培を2017年から行っており、今年で8年目。岩塚製菓の小林晴仁取締役は「当社は、国産米を使って商品を作っている。良い原料からでしか、良いものはできない。そうした中で『究極のコメとは何か』を考えた時、その一つの回答として自然栽培米があるのではないかと思い、この取り組みを始めた」と話す。

「天神谷米」は無農薬、無肥料。栽培している棚田は岩塚製菓本社からほど近いが、山林に囲まれ、他の田畑からの影響を受けず、また影響を与えない。作付面積は約55アール。今年からは「ポット苗」での田植えを採用し、収量増加と雑草抑制を図った。

岩塚製菓の小林晴仁取締役

「天神谷米」の水田は山間にある

2日の稲刈りには、岩塚製菓本社の社員13人のほか、グループ会社の社員や関係者が参加。参加者たちはそれぞれ手に鎌を持ち、現代では珍しくなった手作業での稲刈りに汗を流した。なお岩塚製菓からは、田植えから引き続き今年入社の新入社員3人が参加。雨でぬかるんだ田に足を取られて苦戦しながらも、貴重な機会を楽しんだようだ。

手作業での稲刈りは初めてと話す新入社員の男性(20歳代)は「ぬかるんで歩くのも大変だったが、その分やりがいもあって楽しかった。(コメは)自社の商品の原料だが、田植えから収穫まで時間と労力がかかるものなのだと、改めて実感した」と話す。

小林取締役は「8年やってきたが、さらにこれから10年続けていくなかで、次の世代へバトンタッチしていきたい。そして、我々岩塚製菓にとってこの『天神谷米』が重要な取り組みなのだと捉えられるようになれば」と願いを込める。また「私達だけでなく、県内の米菓メーカーがより美味しいコメで、より美味しいせんべいをつくって消費者に届けられることに期待したい」と話した。

「天神谷米」

稲刈りの様子

稲刈りでの集合写真

【関連リンク】
岩塚製菓 webサイト

新潟味のれん本舗

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