驚異の口コミ力!全国から参拝者が集まる姫路の『破磐神社』の秘密に迫る 姫路市
現代社会に生きていると、日常の喧騒に疲れてしまう瞬間がありませんか?そんな時、「心を解き放ち、自分を取り戻せる場所」としてオススメしたいのが、姫路市の『破磐(はばん)神社』。JR太市駅から徒歩約5分という好立地にある、1800年の歴史が息づく由緒ある神社です。
特別なパワースポットであり、訪れた人が「また来たい」と口を揃える同神社。一体なにが、そんなにも人々を惹きつけるのでしょうか?宮司さんから直接お話を伺うことができたので、その魅力を紐解いていきたいと思います!
境内へ続く参道を進むと、参道脇に地元で採れた新鮮野菜の無人販売所を発見。地域の温かさが感じられて、ほっこりしました。
木々が織りなす緑と澄んだ空気に全身を包まれ、破磐神社の癒しツアースタートです♪
美しい境内は「神様と参拝者が心地よく過ごせるように」と、毎朝、宮司さんと地域のボランティアの方々で丹精込めて手入れをされているそうです。
本殿には全国各地から奉納された「龍」にまつわる絵の数々が。なんでも、同神社では龍神様を主祭神として祀っているわけではないのに、「境内でオーブや龍神様を見た」という参拝者が後を絶たず、そうした奇跡体験が絵の奉納に繋がっているのだそう。
ちなみに同神社はホームページを持っておらず、これらの奇譚は“口コミ”によって全国に広がったというから驚きです。
宮司さん曰く、「龍神様は水の神様であり、あらゆる場所に姿を現してくださる」そうで、神社行事の朝には、地面をうっすら濡らす程度の「恵みの雨」が降ることもあるのだとか。
そんな不思議な体験談の中で、特に印象的だったのは、杖をついて来られたおばあさんの話。「池に立ち寄られた後に『龍神様を見た!』と興奮気味におっしゃって。嬉しさのあまり、杖を忘れて帰りそうになられたので、慌てて追いかけたら、『足の痛みが無くなっていたから忘れてしまった』と話されて」と、楽しそうに教えてくださいました。
境内には、戦争で亡くなった方々の魂を弔う「忠霊塔」や、神仏習合の名残として「観音様」も祀られています。異なる時代背景や信仰が自然に共存するこの場所は、日本の歴史と文化の奥深さを感じさせてくれます。
参拝者の中には、効率やスピード重視の現代社会で疲れた心を整えるために、スマホを家に置いてきて、神様やご自身とじっくり対話する時間を作られる方も。特に毎月1日と15日には参拝者が多いそうで、この神社が人々に愛されていることが伺えます。
そんな『破磐神社』の主祭神は、身重の体で三韓征伐を成し遂げたレジェンド級にパワフルな女神である神功皇后(息長帯日売命)様。厄を吹き飛ばし、進むべき道を照らしてくださるような頼もしさを感じます!
神社の名前である「破磐」は、神功皇后が戦勝祈願の際に放った三本の矢のうち、第三の矢が巨大な岩を真っ二つに破ったという伝説に由来し、この「破れた大磐石(われ岩)」はなんと現存しています!神社から徒歩30〜40分と少し距離はありますが、その道のり自体も、長閑で癒される特別な時間です(車でもアクセス可)。
着いた先には美しい竹藪が広がっていました。風が竹の葉を揺らすサラサラとした音が、耳に心地よい~♪
そして竹林を抜けると、ついに伝説の「割れ岩」が姿を現しました。「これが本当に矢で割れたの!?」と声が出るほどの巨石が、見事に「ぱっかーん」と割れているのは圧巻の一言。
苔むした岩肌が荘厳さを際立てており、この場所に立つと、足元から大地のエネルギーがグングン伝わってくるような、今なら私にもこの岩が切れちゃうような、不思議な感覚に包まれます。決して『鬼〇の刃』のワンシーンを思い出したからではありませんよ(笑)。
澄んだ境内に立てば背筋が伸び、われ岩には大自然のパワーをいただいて、地域の方の思いやりに心が洗われる!今の私たちにとって大切な真心が息づくこの場所で、ぜひ元気をチャージしてください!
場所
破磐神社
(姫路市西脇1598)
場所
破磐神社 われ岩
(姫路市西脇)